2005/6/17
トヨタ自動車九州は陸連案受け容れを表明
大森に対してエールも
選手の負担となる過剰反応の自粛を呼びかけ


 日本陸連の男子1万m世界選手権代表選考やり直し決定について、トヨタ自動車九州陸上競技部は、塩田弘樹部長と森下広一監督の連名で、下記の文をマスコミ各社に送った。

 前略、日頃はトヨタ自動車九州陸上競技部に対し、ご高配を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、この度の世界陸上ヘルシンキ大会1万メートルの派遣選手の再考に関し、先日、弊部より日本陸上競技連盟に「当初決定どおり三津谷の派遣」を要望いたしましたが、このような結果となり、残念に思います。
 陸連におかれましても苦渋の決断であったと受け止め、今回の事態を今後の日本陸上界の発展に生かしていただけると信じて、会社として陸上競技部として受け入れざるを得ないと思っております。
 今後、有望な若手ランナーをどのように育成していくのか、しっかりとした方向を示していただき、多くのチャンスを与えていただきたいと思います。

 三津谷につきましては、今後の選考レースに万全な状態で臨めるよう努力させますし、私どもスタッフもサポートしてまいります。
 くろしお通信の大森君も、ご心痛だったと思いますが、今後のレースにおいて、三津谷と共に最高の結果を出せるよう頑張っていただきたいと思います。

 マスコミや陸上関係の方々におかれましては、三津谷、大森君に対しましては何卒、静かにまた温かく見守っていただくようお願いいたします。       草々



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