2005/2/13 東京国際マラソン
4位・2時間14分37秒
堤 忠之
日本人2位も課題をクリアできず


 堤忠之(三菱重工長崎)は2時間14分37秒で4位。25km手前で堀口貴史(ホンダ)たちから遅れ始め、5km毎は16分29秒・16分57秒・17分08秒と落ちていった。だが、他の選手たちは40kmまでが18分台と堤より大きく落ちていた。35kmを過ぎて澁谷明憲(カネボウ)、39km付近で佐藤信之(旭化成)と堀口を抜き、日本人2番目でフィニッシュした。しかし、優勝した高岡寿成(カネボウ)との差は6分56秒と、冬の陸連主催3マラソンでは珍しい大差だった。
 レース後の堤は自身に腹を立てていた。結果だけでなく、レース展開の課題がクリアできなかったことに対して、だった。
「ボロ負けです。完敗。ただ、前から落ちてきた人を拾っていって、棚ぼたで(日本人)2位になれただけです。力不足です」
 マラソン5回目。自己ベストが2時間10分53秒で、2時間12分台も2回と安定した成績が特徴の選手だが、「全て22〜23kmで遅れ、後半を上手くまとめたレース。引かずに集団に付いていく、思い切ったレースをして欲しい」と、黒木純監督はレース前に堤の課題を話していた。結局、今回も殻を破るような走りはできなかった。

堤のマラソン全成績
回数 月日 大会 順位 記 録
1 2002 2.24 延岡西日本マラソン 3 2.15.23.
2 2003 2.02 別大 5 2.10.53.
3 2003 9.28 ベルリン 14 2.12.42.
4 2004 3.07 びわ湖 17 2.12.42.
5 2005 2.13 東京 7 2.14.37.


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