2005/8/28　北海道マラソン
レース後の共同記者会見　渡辺共則編
「35km前からモカンバがフラフラし始めたので、もしかしたら行けるんじゃないかと思った」
「夏のマラソンは粘って粘ってつないでいったら、何があるかわからない」

渡辺写真

Ｑ．今日の勝負所、ポイントなどを踏まえて、レースを振り返ると？
渡辺　練習はすごくいい練習ができていましたが、最後の２週間を切ってから、ネッパツしたり色々とゴタゴタがあって、レース前半で脚がきつく感じたときは、これは無理かな、という気持ちもありました。でも、ちょっと走りのバランスを変えたら15kmから楽になって、乗ってきました。誰かが行ったら行こうと思っていて、モカンバが行ったときはいい機会でしたが、モカンバがあまりも速すぎた。でも、後ろを切らないと苦しくなると思って行きました。35km前からモカンバがフラフラし始めたので、もしかしたら行けるんじゃないかと思って、実際に行ったら上手く行きました。
Ｑ．調整が＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊？
渡辺　練習は１００％積めていましたが、たまたま食べ物にあたって、39℃の発熱です。それまでが完全だったので、いい休養になるよと、周囲の人たちからは言われていました。２日間ほど練習を休みましたが、その後は順調で３日で忘れたくらいのメニュー変更でしたが、その後に今度は脚が痛くなったりして。でも、今回はこれまでと違って、あきらめませんでした。なんとかなる、という気持ちもありましたし。
Ｑ．それによる不安はなかった？
渡辺　僕はこれまでも、やらかしてることが色々あります。馴れてきたと言ったらよくありませんが、何があってもレースは走るしかありません。いいレース展開に恵まれもしたと思います。

（中略）

Ｑ．最後のパフォーマンスはアピールしたかった？
渡辺　グターっとなってゴールするよりも、見ている人にも楽しんでほしかった。元々、僕はアホっぽいですから（笑）。
Ｑ．さらに強くなろうというやる気が出てきた？
渡辺　尾方（剛・中国電力）さんは、東京のレースで一緒に棄権したこともありますが、１つ１つ、段階を踏んで強くなっていきました。飛び越して強くなることはできません。僕も地道に、しっかりとやっていきたい。
Ｑ．レース前は同じ旭化成の佐藤智之選手が、いい状態と言われていて、やってやるぞという気持ちになっていた？
渡辺　同じような練習を同じようにやってきました。僕から見ても、あいつが優勝しないでどうするんだ、というくらいの内容です。でも、夏のマラソンは先が読めない部分もあります。粘って粘ってつないでいったら、何があるかわからないとも思っていました。
Ｑ．小島宗幸選手がレース前、旭化成復活をアピールしたいと言っていましたが。
渡辺　どうすれば復活と言ってもらえるのかわかりませんが、夏のマラソンではタイムは出せません。冬のマラソンで２時間９分、８分と出していくことが、世界につながります。僕の仕事は１つ１つの試合で、結果を出していくことだと思います。ただ、今日３人で、前の方を走れたことは気持ちよかったですね。


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