2005/5/3 静岡国際
久保倉は2台目で失敗
“5台目まで16歩”は前半のスピードが上がったとき

 女子400 mHはA・ブラケット(バルバドス・自己記録53秒76&03年世界選手権7位)が優勝したが、57秒46と低調な記録。最後に追い込んだ久保倉里美(新潟アルビレックスRC)が2台目で失敗しなければ、勝つチャンスもあったように見えた。
 昨年、56秒73(学生記録)まで記録を縮めた久保倉は、日本記録保持者の吉田真希子(福島大TC)に勝つ回数も増えてきた成長株。昨年は16歩で行ったのは3台目まで。シーズン終盤のレースでは、もうちょっと伸ばせる感触を得ていた。
「でも、最近は川本先生と相談して、まだ前半は貯めた方がいいと判断しました。前半のスピードが乗っていないので、16歩で5台目まで行くのは厳しいと。その分、前半で余裕を持てるので、終盤で切り換えようと」

 ところが、静岡では2台目のハードル前でチョコチョコ走り。
「あれで全部が狂いました。ラストも切り換えられず、今日は何もいいところがありませんでした。スタート直後にピッチを上げようと刻みすぎました」
 それでも、先輩の吉田に先着して57秒98。吉田がまだ完全に仕上げられていないこともあり、日本人トップの座を占めた。

 世界選手権B標準の56秒50はもちろん、吉田との2人での出場を果たすためにはA標準の55秒60も出したい状況。だが、アテネ五輪代表を吉田と池田久美子(スズキ)が逃した経験から、今季の川本グループは、標準記録を意識しすぎないスタンスに変えた。
「標準記録は考えないような意識の仕方をしています。まずはきっちり、自分のレースの組み立てをすること。世界の舞台を目指していくのは実業団選手として当然ですが、1つ1つ、クリアしていきたいと思います」
 まずは、大阪でのインターバルの歩数に注目だ。


春季サーキット&国際グランプリ大阪2005
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