2005/4/29 織田幹雄記念国際
注目の100 mは末續が10秒1台を連発
小島が2位、朝原3位

上位3選手と高野コーチのコメント


末續慎吾
 100 m1位・10秒15(+1.5)。予選で10秒19(+1.0)。
「決勝は失敗レースですね。全体的な流れが上手く行かなかった。前半を意識しすぎたのかな。でも、勝てて良かったです。いろいろ、レースの中でミスがあって、体が使い切れていません。良いところもあり、悪いところもあり、といった感じを受けました。(予選は中盤から流したのに、その割に決勝では前に進まなかった?)その感じがありました。中盤から思うように前に進まなかった。(ウェイトに取り組んだ成果は?)色々と試してみないとなんとも言えません。今年は1レース1レース、あまり細かいことを考えずに数をこなし、そのときの体調で出ていきます。全部を終わって、まとめて反省したい」

高野進コーチ
「今日の目標はA標準(10秒21)でした。できれば10秒1を切りたかった。スタートは良かったのですが、中間から硬くなってしまい、上体も起きるのが早かった。普通に走っていれば10秒1前後は出ていたと思う。予選で気持ちよく、スーッと行ったので、0.1秒くらいは短縮することを狙っていたのですが。国内初戦で10秒1台で2本走れたので、全体的にはよかったとおもう。でも、追い風で10秒1台はがっかりといえば、がっかり。±ゼロで10秒1だったら、追い風で9秒台なんだけど。昨年は集中したレースは日本選手権とオリンピックだけだった。今年は一本にがーっと集中して出るのでなく、たくさん出ますよ。次は200 m(静岡国際)でギアの入れ方を変えてみたい。去年、100 mだけだったので、走りがコンパクトになっている。リラックスした大きめの走りをして、その次の大阪でまた100 mにもどして勝負をしてみたい」

小島茂之
100 m2位・10秒30。シドニー五輪代表が久しぶりに全日本クラスで2位。
「朝原さんの横のレーンで、ずっと行ったり来たりの展開。シドニー五輪の頃とは、動きも違ってきていますよ。このメンバーで2位ですから、気持ち的に上がってきます。今年は行けるな、と。ただ、去年もここがよくて、ケガをしてしまって日本選手権がダメでした。まだまだ、これからです」

朝原宣治
100 m3位・10秒31。
「ゆっくりめの始動ですが、試合を重ねると速い動きができていくと思う。タイムは、もうちょっと出てもいいのかな、という気持ちもありますが、練習の流れを考えるとこんなものかな、という気もします。去年のような気持ちの持って行き方は難しいですけど、世界選手権でファイナルに出たいし、リレーでメダルを取りたいので、モチベーションは維持できています」

春季サーキット&国際グランプリ大阪2005
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