2005/4/29織田幹雄記念国際 & 2005/5/3静岡国際
丹野は200 mで自己新、400 mで強さ
「大阪の4×400 mRでは51秒台を」
昨年、大学1年生ながら400 mで52秒88の日本新をマークした丹野麻美(福島大)が、今季も成長を見せている。織田記念の400 mでは53秒09(自己2番目&パフォーマンス日本歴代4位)という記録もさることながら、200 mまで並んでいた久保倉里美(新潟アルビレックスRC)に、得意の終盤で1秒弱の大差をつけた強さが際だった(久保倉も自己2番目の好記録だった)。
「出だしとしては去年よりも走れています。夏までにB標準(52秒30)を切りたい」と丹野(詳しい記事は陸マガ6月号に)。
静岡国際の200 mは予選3組で23秒87(+0.7)と日本歴代10位・学生歴代4位と、シーズンの浅い段階で早くも自己記録を更新した。
「ちょっとフォームを変えましたが、200 mに、より生かせていると思います」
国際グランプリ大阪では個人種目はないが、4×400 mRに出場する。
「マウントサックでは52秒台前半だったので、51秒台を出したい」
前日本記録保持者の柿沼和恵(ミズノ)が、400 mと4×400 mRの2種目で日本記録を出した2001年の東アジア大会で、51秒9(2走)のラップを記録したことがある。それを上回ることができるかどうか。
「初めて800 mを走ります」という東北インカレも、注目される。初800 m日本最高記録は、大湊慧が2000年11月(当時三条高1年)に走った2分09秒99と言われている。福島大の先輩では坂水千恵(京セラ)が03年の同インカレで、やはり初めての800 mで2分10秒25を出している。
春季サーキット&国際グランプリ大阪2005
寺田的陸上競技WEBトップ