2005/7/3 日本インカレ
ユニバーシアード代表30選手決定
世界選手権と兼ねるのは高平、成迫、森岡に丹野
山口、太田はユニバーシアードに専念
大橋は日本インカレ3位が響く
8月にトルコで行われるユニバーシアード代表30選手が、日本インカレ終了後、18時に日本学連から発表された。
現時点で世界選手権と兼ねるのは男子では短距離の高平慎士、ハードルの成迫健児(筑波大)、競歩の森岡紘一朗と、女子の丹野麻美の4人。
今回選ばれたメンバーのうち、世界選手権追加代表の可能性があるのは、男子400 mで日本選手権に入賞した堀籠佳宏と太田和憲、同種目A標準突破済みの山口有希ら(標準記録未突破種目はB標準、それ以外でもA標準を突破すれば全員に可能性はあるのだが)。世界選手権の4×400 mRは8月14日で、ユニバーシアードの男子400 m予選は同15日。物理的に両立はできない。
山口と太田の東海大勢は、ユニバーシアードへの専念を表明し、400 mと4×400 mRにエントリーされる。堀籠は世界選手権代表に選ばれたら世界選手権を優先したい意向で、ユニバーシアードは4×400 mR要員。
今大会の陸上競技枠は、JOCとの折衝で、30人と決められていた。その中でバランスを見て選ぶ必要に迫られていたのだが何人かの有力選手が選ばれなかった。
日本インカレの順位で下位の選手が選ばれながら選出されなかったのが、男子では100 m優勝の佐分慎弥(日体大1年)、400 m3位の井上洋佑(筑波大4年)の2人。井上は“個人的な事情”で辞退し、佐分は4×100 mRで負傷したため“本人への負担とチームへの影響”を考慮したという。
今季の自己記録が選考資料(選考基準ではない)である97年パレルモ大会と99年マヨルカ大会の6位記録を上回っていたのが110 mHの大橋祐二(筑波大4年)だが、日本インカレで「最高の場面で力を出せなかった」(尾縣貢強化委員長)という理由で選べなかったという。男子1500mの田子康宏(立命大4年)も記録的には上回っていたが、中距離2種目の日本インカレ優勝者が選ばれていることもあり、選考されなかった。
学連としてメダルを期待するのは「男子では両リレー、400 mH、ハーフマラソン、競歩の5つ、女子ではハーフマラソンで2人のうち1人」(尾縣強化委員長)だという。
男女 |
種目 |
選手名 |
大学 |
学年 |
男子 |
短距離 |
高平慎士 |
順大 |
3 |
相川誠也 |
早大 |
3 |
若崎健太 |
日大 |
3 |
北村和也 |
早大 |
4 |
南 雅也 |
順大 |
4 |
山口有希 |
東海大 |
4 |
堀籠佳宏 |
日体大 |
M2 |
太田和憲 |
東海大 |
3 |
障害 |
成迫健児 |
筑波大 |
3 |
小池崇之 |
順大 |
3 |
中距離 |
下平芳弘 |
早大 |
2 |
村上康則 |
順大 |
4 |
長距離 |
佐藤悠基 |
東海大 |
1 |
伊達秀晃 |
東海大 |
2 |
競歩 |
森岡紘一朗 |
順大 |
2 |
跳躍 |
志鎌秀昭 |
筑波大 |
4 |
投てき |
山本一喜 |
中大 |
4 |
ハーフマラソン |
田上貴之 |
城西大 |
3 |
丸山敬三 |
東海大 |
4 |
保科光作 |
日体大 |
3 |
熊本 剛 |
日体大 |
4 |
女子 |
短距離 |
丹野麻美 |
福島大 |
2 |
障害 |
桜井里佳 |
福岡大 |
2 |
長距離 |
中尾真理子 |
名城大 |
2 |
佐藤絵里 |
名城大 |
1 |
小河内由紀 |
城西大 |
2 |
跳躍 |
桝見咲智子 |
福岡大 |
3 |
投てき |
中野美沙 |
筑波大 |
M2 |
ハーフマラソン |
木崎良子 |
佛教大 |
2 |
寺田 恵 |
関学大 |
3 |
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