2005/4/9 金栗記念選抜中長距離熊本大会
男子5000m日本人トップは三津谷
レース後のコメント
◆この日の走りについて。
三津谷 体的にはもっと行けると思ったのですが、まだまだダメですね。自己新(13分42秒97が自己記録)、13分30秒台は欲しかった。練習を考えたら、もっと中盤で押していけないと。
◆兵庫リレーカーニバルに向けて。
三津谷 でも、思ったよりも追い込めた部分もあるので、兵庫(リレーカーニバル)に向けて、いい感じで行けると思います。ここで苦しんで感覚を戻し、1万mにという流れです。去年は、この大会からいい流れで兵庫(28分00秒23で日本人1位)まで行けました。
◆2004年は兵庫リレーカーニバルまではよかったが、5月の新潟での記録会、6月の日本選手権と調子が下降してしまった。逆に、5月の九州実業団、6月の日本選手権(27分59秒32)と調子を上げてアテネ五輪代表となったのが、同学年の大野龍二(旭化成)だった。
三津谷 大野というより、今は大森さんが強いですね。入社3年目ですし、負けない選手になりたい。2位、3位の選手でなくて。勝ちにこだわりたいですね。
◆冬期のロードレースやクロスカントリーで絶好調だったのが大森輝和(くろしお通信)。昨年5月の新潟の記録会で27分43秒94とA標準(27分49秒00)を突破している選手。しかし、三津谷も9月には5000mで自己新(13分42秒97)、11月には1万mでセカンド記録(28分13秒22)と上り調子となり、1月の全国都道府県対抗男子駅伝3区(8.5km)では、大森が区間1位で三津谷が区間2位。2人とも大幅に区間記録を更新した。
三津谷 広島(全国都道府県対抗男子駅伝)は思ったより走れました。大森さんと仲良く楽しく走れたレースです(ほぼ同時にタスキを受け取った)。
◆大森は兵庫で再度のA標準突破だけでなく、日本記録(27分35秒09)更新も視野に入れている。
三津谷 兵庫では記録も狙いたいです。A標準を。去年はあわよくば、くらいの気持ちでしたが、今年は絶対に、という気持ちです。
◆4月には、仙台育英高からサムエル・ワンジルも入社。熊本では途中で振り切られてしまった。
三津谷 口惜しいですね。練習も同じペースではできていませんが、向こうもそれほど積めているわけではありません。(それでも)思ったより離されてしまいました。レースに対する何かが、甘いのでしょう。
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