2004/8/1 2004スプリントチャレンジカップIN山梨
山口、45秒20のセカンド記録
44秒台に手応え

レース後の一問一答
Q.45秒20の記録をどう評価しますか。
山口 今日は45秒30くらいかなと思っていました。静岡(昨年の国体で45秒18のジュニア日本新)と違って狙って出した記録なので、納得できます。ちょっと満足ですね。
Q.この大会には合わせていないのだから、相当にいい出来と言っていいのでは?
山口 今の状態なりに、ここまで走れたということで、レース展開的にも、走り的(動き的)にもよかったと思います。これからもうちょっと走りも上がってくるので、本番ではもうちょっと行けると思います。ただ、雰囲気もあるので、どうなるか。今日よりはよくなると思いますが。
Q.昨年の世界選手権は4×400 mRの1走で“雰囲気”を上手く利用できたのでは(45秒5のラップ)? テンションが上がることを計算して、前半のペースを上手く調整したと言っていましたが。
山口 去年のように雰囲気に飲まれずに行きたいですけど、今回は個人なのでリレーとはちょっと違います。去年のパリは調子も良かったし、あまり緊張がなく、観客がいっぱい入って楽しみな気持ちになったので、すごく走りやすかったんです。
Q.今日の前半200 mは21秒8くらいですが。
山口 思ったより出ていませんね。それでも、大阪(国際グランプリ大阪・45秒31)と今日は、行けるだけ行ってみようと飛ばせました。
Q.オリンピックで日本新(44秒78)を出す手応えは?
山口 きついですね。まだ0.5秒以上ありますから。
Q.44秒台だったら?
山口 気持ちは乗ると思うので、あとは調子と体調のあれで自分が盛り上がれば…。あとはレース展開次第で、ギリギリですかね。準決勝で出せたら最高です。

※五輪日本人最高記録は、コーチである高野進氏が88年ソウル五輪で出した44秒90。当時は、S・ルイス、B・レイノルズ、D・エヴァレットのアメリカ選手は全員が43秒台で、共産圏の選手もそこそこ強く、その記録をもってしても決勝に進めなかった。現在のレベルなら、準決勝で44秒台を出せば決勝に進む可能性は相当に高い。


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