2004/4/6　陸連記者懇談会
会見形式で強化委員会各部長がコメントしたなかから抜粋
男女短距離編

高野進・男子短距離部長
「私の日本記録も今季限り」
●Ａ標準突破選手たちの状態
「末續（末續・ミズノ）、宮崎（久・ビケンテクノ）、山口（有希・東海大）、小坂田（淳・大阪ガス）、佐藤（光浩・富士通）のＡ標準突破者５人に朝原（宣治・大阪ガス）を加えた６人は、冬の間ケガがまったくなく、課題としたトレーニングを100％こなせました。調子の悪さとか、不安があるという報告は今のところ受けていない」
●末續について
「末續の試合は東海大・日大の４×100 ｍＲが初戦。次は大阪グランプリの100 ｍと４×100 ｍＲ。その後は日本選手権になるが、種目は未定。６月下旬にヨーロッパで２試合をしたい。具体的な大会は現在調整中。種目は100 ｍ。200 ｍは本人の中でイメージが固まっているが、100 ｍは色々と本人の中で試さないといけないことが多い」
●400 ｍで日本新も
「小坂田と山口は３月の沖縄合宿まで、流れは順調。佐藤のヒザがちょっと不安があり、ペースを抑えた部分がある。山口は順調な仕上がりで、私の日本記録もいよいよ今季限りと思える」
●リレーに関して
「４×100 ｍＲはブラジルがベストで来ても勝つことを目標にしている。ブラジルはおおよそ３位に来ているチームだが、個々の走力で日本を上回っているとは思えない。チームワークでブラジルを超えようと頑張っている。誰がどこを走ってもいいように、合宿では朝原が１走をやったり、末續が１走や３走をやったりした。４×400 ｍＲは（各選手のシーズンベストで）45秒５が平均となるチームを組めれば、これまで以上の結果を望める」

川本和久・女子短距離部長
「43秒台を連発してオリンピックへ」
●選手の状態
「３回の合宿を行い、４×100 ｍＲは５人揃っていい動きだった」
●試合予定
「４月８日から20までアメリカに遠征し、マウントサックで４×100 ｍＲのトライアルに出る。個々にサーキットに出た後、大阪グランプリで43秒台を狙う。日本選手権後にも６月23日からタイ、スリランカ、マニラ（フィリピン）のアジア・グランプリで43秒台を２回くらい出して、オリンピック代表へダメを押したい」
●４×400 ｍＲ
「４×400 ｍＲはまだ力不足だが、53秒台を全員が確実に出せるようにしたい。行く行くは４人が52秒台を出して、次のオリンピックを狙いたい。ジュニアの丹野（麻美・福島大）も含めて元気だし、信岡（沙希重・ミズノ）も調子がいいので、サーキットが楽しみ」


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