2004/5/3 静岡国際
大前が20秒52、A標準を上回るも追い風参考
「悔しいとしか言いようがありません」
「20秒29は出てしまった記録」
レース後のコメント
「悔しいとしか言いようがありません。(20秒59のA標準に)行ったと思ってガッツポーズをしたのですが、『風か…』っていう感じでした。
(レース展開は)突っ込んでいって、カーブの出口ではトップでした。以前のスタイルにもどして、それが上手くはまってきています。(20秒29のジュニア日本記録を出した)大学1年のあと、ケガが多くてダッシュがしきれず、スタイルが変わってしまいました。この冬はしっかりと練習が積めて、ケガもなく、前半からバーンと出られるようになりましたね。100 mでも織田記念で、10秒33の自己タイが出ています。
(「1回消えかかった」というのは)名前が消えかかりました。去年の日本インカレで直前まで調子がよかったのに、3日前にケガをして、出られるかどうかという状態になって。結局出られなくて、“陸上ではダメだな”と思いました。礒(繁雄)先生やいろんな人に励まされ、話を聞かせてもらい、気持ちを落ち着けることができました。
この冬は、基本的に走る量が増えました。種類もバリエーションが増え、基礎体力を付けるために1000mを走ったりもしました。その結果、体の根本がしっかりしたと思います。体幹もそうですし、基本的な部分です。
(大学1年時の20秒29は)出てしまった記録と、出すべき記録があると思うのですが、あれは出てしまった記録です。自分にとって、ステータスでもあるんですが、重荷にもなっていました。あれを上回る記録を出さないといけないという重圧もありましたね。今年は、切れそうな感覚はあります。
早稲田が全体的に上がってきています。みんな自己新を出していますし。(昨年までは東海大に押されていたが)ウチもしっかりやらないといけない、と思っていました。僕がエースなんで、軸になってしっかりやらないと、と。(今シーズンは)200
mは学生記録(20秒26=末續慎吾)を狙います。狙えるものはなんでも狙っていきたい。オリンピックもあるので、行けるところまで行きたいですけど、まず、オリンピックの切符を取らないといけません」
春季サーキット2004
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