2004/5/8 国際グランプリ大阪
室伏の今季初戦は82m18、アヌシュ以下に快勝
「練習の成果を出せた試合。記録にも満足しています」

競技後の共同会見
Q.実戦で82m18を出した感想は?
室伏 今季初めての試合で少し緊張したところがあったが、練習の成果を出せた試合でした。記録にも満足しています。
Q.練習の成果というと、具体的にどの辺が狙いだったのでしょうか。
室伏 より自分自身の投げを確かなものとするために、技術トレーニングをしてきました。それが出てきたということです。
Q.久しぶりの試合でしたが、試合勘とか雰囲気の感じ方とか、どうでしたか。
室伏 最初の試合が国際グランプリで、大阪に海外からたくさんの選手が来てくれて、スタートとしては素晴らしい試合でしたから、それに自分の身を任せて、素直に投げたいと思って臨みました。
Q.練習(トライアル?)でも80mを越え、6本とも全部80mを越えましたが。
室伏 練習で越えたのかわかりませんが、6本80mというのは数字的にはいいと思います。ですが、大事なのは内容です。今後を考えると、どんな投げだったのかが重要です。記録は評価していません。
Q.(質問不詳)
室伏 最初の試合としてはいいかな、と思います。
Q.例年、4月に中京大記録会に出ていますが、今年は大阪を初戦にしました。その狙いは?
室伏 ある程度、自分の納得いく動きが出て、試合に臨みたかった。それが今日でした。
Q.いきなり大試合というのは、難しくないですか。
室伏 そういったものは特にありません。普段通りの動きができるので、心配ありません。
Q.オリンピックまで4〜5試合しか出ない意図は?
室伏 第一の理由はハンマー投の試合が少ないことです。日本選手権と重なる時期に何試合かったりして。日程上の問題ですが、その中でやるしかないわけです。
Q.最初の試合で82mを出せたことで、今季の手応えとして、どこまで投げられるでしょう?
室伏 大変難しい質問です。やるからには自己記録を更新したいですけど、記録は周囲の条件が関わってくるもの。自分だけでは出せません。
Q.室伏選手の中で技術的なレベルなど、日本選手権ではどの段階まで上げたいと考えていますか。
室伏 一番大きい目標としてはオリンピックを考えてやっていますし、日本選手権の後にも試合はあります。トレーニングを継続していく中で出場します。
Q.去年は6月29日に84mを投げましたが、今年は意識的にピークをずらそうとしているのでしょうか。
室伏 多少、そういう部分はあります。去年、それがまずかったかというと、そうでもないのですが。納得のいく動きをすることが目標で、じっくりとやっていきます。より確かな動きを目指してやっていきます。


春季サーキット2004
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