2004/5/19 日本選手権記者発表
高校生以下は入場無料
布勢競技場に防風フェンスを設置
オリンピック派遣枠の概要も明らかに


 15時から岸記念体育会館内の体協記者クラブで、第88回日本選手権の記者発表が行われ、以下のことが判明した。

@入場券
 メインスタンド:小学生以上1000円
 バック・サイドスタンド:一般500円(高校生以下無料)
 チケット取り扱い:大会事務局、鳥取県内スポーツ店、鳥取陸協加盟郡市陸上競技協会、ローソンチケット

A宿舎、交通機関
 一部選手から宿舎が確保できないとの声も挙がっていたが、近畿日本ツーリスト米子営業所を通じて確実に確保できる。当初は選手800名を見込んでいたが、実際のエントリーは約700名。現時点で旅行代理店から各ホテルに返還している状況だという。飛行機も、東京への最終便の機種を大型にし、対応する。
 また、大会期間中は鳥取駅南口から布勢陸上競技場まで15分間隔でシャトルバスが運行される。空港からはタクシーで1300〜1500円。

B風よけフェンスの設置
 高さ12m、幅29mの鉄筋フェンスを第4コーナーの100 m&110 mHスタート地点後方に設置。距離は不詳だが、スタンドと外のゲートをふさぐ形になる。3mの追い風が2mに、約1m弱くなるという。中国四国インカレで実験済み。
 鳥取の布施競技場の追い風が強いことから、鳥取陸協が県に働きかけて設置された。フェンスの一部がブラインドのように開閉できるようになっていて、開放することも閉めることもできるという。

C全天候舗装の張り替え
 電光掲示板を新設。全天候舗装も張り替え、8レーンから9レーンに。サブトラックも、本競技場から近い位置に整備された。

 また、陸上競技のオリンピック代表枠について、以下のことが桜井専務理事と記者団とのやりとりから明らかになった。

●JOCとの折衝で、40人だった前回のシドニー五輪並みに。38〜40人。
●マラソンの補欠はその数にカウントしない。
●女子4×100 mRはその中に含まれない。7月21日の段階で、参加資格(2大会平均記録が世界16位以内。国際陸連か地域陸連主催試合に限られる)を得られれば派遣する。男子両リレーは、元からJOCとの交渉範囲に入っていたため、38〜40人の枠内となる。女子4×100 mRの派遣が実現すれば、最低でも5人となりそう(確実ではない)。
●何人を6月14日の理事会・評議員会で決めるかは、日本選手権の結果次第。残りの選手は、7月の南部記念後に決定。日本インカレなども(その他の大会も)見る。


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