2004/7/10 南部記念前日
桜井専務理事のコメントから判明した
追加代表選考に関する部分を紹介


 南部記念の記者会見後、記者から「追加は5〜7人ですか」との質問を受けた桜井専務理事は「せいぜい5人くらい。特別にいい記録が出れば、JOCにも(増員の方向で)話をするが」と答えている。
 その後、具体的な種目名や選手名も記者からの質問で挙げられたが、桜井専務理事のコメントを総合すると次のような内容になる。

 女子走幅跳に期待している。花岡麻帆(Office24)がA標準を破ることが前提だが、池田久美子(スズキ)がA標準を突破すれば、総人数との関わりがあるが、国際レベルでもあるし、選ばれる可能性は出てくる。
 女子の短距離の基本的な考え方は変わらない。4×100 mRの出場権が得られていれば個人種目での参加もあるが、日本選手権の11秒39という記録では難しい。よほど今回、頑張らないといけない。A標準を突破しても行けない選手もいる。11秒30とか、かなりよくないと。
 110 mHはたとえA標準を突破しても、戦えるレベルかどうかが問われる。ただ、田野中輔(富士通)は日本選手権に勝っている。今回A標準を突破すれば代表の可能性は高い。A標準を突破していても、B標準の選手に負けたら力がないということ。
 4×400 mRはあと2人は選びたい。過去のことを考えても、1人は余裕を持ちたい。基本的には両リレーは5人・5人。ただ、最悪の場合、ハードル選手を充てることもあるので、追加は1人だけの可能性もある。
 (400 mHで吉沢賢(デサントTC)が静岡県選手権で48秒85を出したとの情報もあったが)A標準の49秒20で戦えるかどうか。48秒台とか必要になる。

「基本的には日本選手権で勝った選手、いまひとつだった選手が対象となる。そういった選手に可能性を残したということ。日本選手権をベースにして、その上に記録を出した若干の選手にチャンスが与えられる。日本選手権が悪くて南部でよくても、それはダメです。日本選手権で戦えなくて、他で記録だけ出しても評価はされません。
 世界で戦えるレベルであるということが重要。A標準だから必ず追加するというのでないが、A標準が基準にはなってくる」


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