2004/1/23
大阪国際女子マラソン前々日会見　選手編
「流れに身を任せて、勝負できるところで勝負したい」（渋井）
「４年経って、成長した自分の姿をしっかり見せることができるのかな」（千葉）
「２度、同じ展開で負けていますので、同じように負けないようにしたい」（坂本）
「手応えは今までで一番あります」（弘山）

Ｑ．（代表質問）現在の調子と、ここまでの過程からの手応えは？
渋井　故障もなく、いい感じです。（手応えは）よくわかりませんが、やるだけやります。
千葉　調子がどうとか、どういう練習をやってきたかといここで言うよりも、日曜日にしっかりした走りをしてアピールしたい。この会見では、日曜日は元気にスタートラインに立てそうです、とだけ言っておきます。
坂本　１カ月間、アルバカーキで順調に練習が積めました。手応えは、たぶんあります。頑張りたいと思います。
弘山　女子駅伝の後、奄美と昆明で合宿しました。今回は今までにないくらいトラブルなく、調子よくトレーニングができなました。手応えは今までで一番あります。
小幡　今はとても元気です。練習も順調で、いい走りができると思います。
大南博　徳之島で１カ月、順調に練習してきました。日曜日は自分らしい走りができると思います。
小鳥田　初マラソンをこんな素晴らしいメンバーの中で走ることができ、嬉しいです。強いメンバーを相手にどれだけ挑戦できるか。気持ちよくゴールテープを切りたいと思います。
大越　淡路島女子駅伝の後、岐阜（全日本実業団対抗女子駅伝）の後と、２回、アメリカで合宿しました。練習も順調でしたし、調子もいいです。日曜日は精一杯、力を出し切りたい。
Ｑ．（代表質問）オリンピック選考会という部分での抱負と、出場するのを大阪に決めた理由と、大阪のコースの印象を教えてください。
渋井　縁起がいいので選ばせてもらいました。コースも走りやすいですし。
千葉　私も、去年いい走りができた大会です。コースも、自分に合っていると思います。
坂本　私も昨年、大阪でいい結果を残しましたから、縁起のいい大会です。
弘山　私も過去、２回走っているレースです。それと、スピード練習をして、マラソン・トレーニングに入ってという流れを考えたときに、ここが一番いいんです。
小幡　走りやすくて好きなコースです。それと、昨年スタートラインに立てなかったので、その雪辱の意味も兼ねて出場します。
大南博　大阪は初めてですが、記録のよく出ている大会。コースも見たら走りやすそうでした。
小鳥田　駅伝の後、春のトラックに影響なく、マラソントレーニングができる大会なので。
大越　ダイハツの先輩方が初マラソンで、とてもいい結果を出している大会ですから。
Ｑ．（代表質問）タイムやレース展開で、イメージしているものがあれば教えてください。
渋井　特に何も。流れに身を任せて、勝負できるところで勝負したい。
千葉　ペースメーカーがつかないので流れがどうなるかまったくわかりませんが、レースが動いたときにしっかり対応したい。
坂本　展開は想像がつきませんが、とにかく先頭集団に……なるかどうかもわかりませんが。
弘山　レースの流れにきちんと乗って、最後まであきらめずに頑張りたいです。
小幡　流れに乗って自分の走りをしっかりしたい。
大南博　流れに乗って、我慢するところは我慢したい。
小鳥田　流れについていって、後半勝負できれば。
大越　初マラソンなので流れや雰囲気は予想できませんが、先頭にきっちり付いていって、最後まであきらめずに付いていきたい。
Ｑ．千葉さんと坂本さんは過去２回、同じレースを走られていますが、お互いにどういう印象で、今回はどう意識していますか。
千葉　昨年の大阪、パリと同じ展開になって、昨日か一昨日の新聞記事に、「今度は千葉さんに負けられないです」というコメントが載っていて、“坂本ちゃんに言われちゃったな”と思いました。みんな優勝を目指していると思いますし、少なくともここにいるメンバーは同じくらいに強いですから、みんないいライバルだと思っています。
坂本　その記事の件につきまして、聞かれたからそう答えただけなんです。特に（千葉さんだけに）メラメラと闘志を燃やしてというわけではありません。
千葉　それはお姉さんもわかっているわよ。
坂本　でも、２度、同じ展開で負けていますので、今回は同じように負けないようにしたいです。
Ｑ．４年前の選考会に出た選手の方たちにとって、４年経ってもう一度、選考レースを迎える心境は？
千葉　４年前の東京（99年11月）が実質初マラソンでしたが、思い出しますね。それから４年経って、成長した自分の姿をしっかり見せることができるのかな。
弘山　４年前のこと振り返ると、すごく早かったですね。４年前は、ちょっとゴタゴタして、重苦しい雰囲気がありました。今回はそういうこともなく、気分もよく、レースも楽しみに走れそうです。４つ歳をとったわけですが、それを感じさせないような走りをできればいいですね。
小幡　2000年の大阪を走った（２時間25分14秒＝当時の日本歴代４位）以降、肉体的にも精神的にも落ち込んでしまい、ずっと日の目を見ない感じて来ています。その間に20歳代から30歳代に入り、やっとここまで来られました。肉体的にも精神的にも、４年前より今の方が充実していると思いますので、４年前とは違った、選考会へのトライができるのでは、と思っています。
Ｑ．ペースメーカーが付かないレースですが、最初の５kmが極端に遅かったらどうしますか。
渋井　どうしましょう。どうにかします。はい。
千葉　まだ、考えていませんが、体の向くままに走ります。
坂本　まったく考えていませんが、そうなったら、そうなったっときに考えます。
弘山　あまり考えていません。それもレースの流れの１つだと思うので、走りながら考えます。
小幡　タイムは特に意識していません。遅くならないような気がしています。
大南博　流れに任せ、周りを見ながら走りたいと思います。
小鳥田　極端に遅かったら、必然的にどこかでペースアップするはず。そういう心配はしていません。
大越　あまり頭になかったことですが、そうなればみんなで流れをつくる形になるだろうから、ついていって上手く流れに乗りたいです。


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