2004/2/8 東京国際マラソン
レース後の大崎&上窪監督共同会見
「30kmでチャンスだと思って仕掛けていきました」
「月間500〜600kmでも手応えあり」
「仕事はシステムの提案などの営業」
「内心、日本人トップを狙っていました」
Q.レースの結果に対する感想は?
大崎 2時間8分台には満足しています。最後は抜かれてしまいましたが、勝負所の30kmから仕掛けることができ、悔いはありません。
Q.30km手前では意図的にペースメーカーに付いていったのですか。
大崎 ペースメーカーが30kmでやめることは知っていまいました。誰もついてくる雰囲気がなく、これはチャンスだと思って、自分的にも少し、意図的に仕掛けました。
Q.(質問不詳)
大崎 ここまで来たら、引いたらダメだと思いました。30kmから行きました。
Q.40km過ぎでジェンガ選手に追いつかれるときに振り返ったと思うのですが、初めて迫られているのに気づいたのでしょうか。
大崎 (当初は)声援の起こる間隔で、だいぶ離れているとわかり、行けるかなと思っていました。40kmを過ぎて沿道の様子から、近づいてきているのはわかりましたが、振り返ったときは(思ったより近くにいて)ビックリしました。
Q.終盤の坂にはどう対処しようと?
大崎 今回、試走はしていませんでした。どれだけきついか知らなかったわけですが、それがよかったのかもしれません。しかし、予想以上にきつかったですね。風も向かいになって。
Q.どのようなレース展開を予想されていましたか。
大崎 (ペースメーカーのいなくなる)30kmからワイナイナ選手、ジェンガ選手、日本選手が仕掛け合うと予想していました。そこでついていき、チャンスがあれば自分もと思っていましたが、自分が(積極的に)仕掛けるのは予想していませんでした。
Q.走り込みの量はどのくらいですか。
大崎 月間500〜600kmくらいしか走っていません。ポイント練習、40km走などを10日の間に3回やるなど、まとめて強化練習をやることはあります。
Q.2時間08分46秒というタイムについては、どう思いますか。
大崎 他の選手は月間1000km以上と聞いていますが、自分なりにできることはやっています。その練習でも2時間9分台を出せました。今回は、そのとき以上の手応えがありました。500〜600kmでも、(8分台を出せる)手応えは感じられました。
Q.明日から仕事ですか。
大崎 明日は休みをもらっています。でも、仕事はたまっていますね。
Q.仕事の内容は?
大崎 営業です。大きいところを10社以上担当しています。インターネットを使うなどしたシステムの提案をさせていただいています。
Q.(上窪孝夫監督に)大崎選手のマラソンランナーとしてのいいところは?
上窪監督 少々のことに動じないところだと思います。
Q.レース前の予想は?
上窪監督 本人の口から何回か、2時間8分という数字を聞いていました。私は、ひょっとしたら2時間7分台もと。
Q.練習時間が短い状況で、一番気をつけている点は?
上窪監督 特徴をつかんで、選手に合った練習をすることです。
Q.オリンピックを意識していたのですか。
上窪監督 私としては、次の世界選手権かな、と思っていましたが、本人は狙っていたんじゃないかと思います。レース前、集団の後ろで全員を見ながら行くように指示をしましたが、本人は2番手の選手にピタッとついていましたから。
大崎と上窪監督写真
Q.そのところ、大崎選手ご自身は?
大崎 違うことをやっているな、と。これで結果が悪かったら、後で言われるだろうな、と思いました。
Q.スタート後はどんなことを意識しながら走っていましたか。
大崎 今日は戦える。内心、日本人トップを狙っていました。
Q.オリンピックに向けて******。
大崎 30kmから切り換えられましたし、勝負できる力はついています。もしも選ばれたら、力をつけて、上を目指して頑張りたいです。
男子マラソン2003-04
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