2004/10/16 箱根駅伝予選会
各大学監督コメント

成績は西條さん箱根駅伝関係データ

2位通過 大東大・只隈伸也監督
「思ったより選手がタフだった」
「胃が痛かった。自分の性格はこんなだったかなと、思ったくらいです。春先は出雲に出て、予選会に出て、全日本(大学駅伝)にも出てやると考えていましたが、いざ、出雲に出てみると(8位)弱気になって…。思ったより選手がタフだった、ということですね。
 シード校を含めて従来の15校という部分にはこだわっていたので、5位以内を目標にしていました。それをクリアしたので及第点です。予選会が終わってホッとしました。あとは全日本大学駅伝と箱根駅伝に向けて頑張るだけ。(予選会上位から)優勝候補も出てくるのでしょうが、本戦では6位以内を目指したい。古い人間なので、6位が入賞という意識なんです」


3位通過 明大・西弘美監督
「最初の1kmを5秒、抑えさせた」
「5〜6番くらいかな、と思っていたので上出来です。選手は120%を出してくれました。選手層が薄いなかで、よくまとまって頑張ってくれました。1人1人がエースという意識でやっているチーム。あと2カ月ちょっとの間で、もう1回鍛えて、上手くピークを1月2日、3日に合わせたい。課題としては、故障者が若干いるので戦列に復帰させたいですね。今日は、本戦に出られればいいという気持ちでしたが、本戦に出る以上は10位以内でシード権獲得を目指します。それ以上を目指すと、(今のチームでは)パンクしてしまうでしょう。
 不安があったのは幸田と池辺に故障があって、1・2番手の選手が出られないかもしれなかったんです。1週間前からしっかり走れるようになって、元々力を持っている2人なので、気負わなければ行けると思いました。
 今日は最初の1kmを5秒抑えて行けと指示を出しました。これまで、速く入りすぎていましたから。タイムというよりも、気持ちを抑えて行けということです。あとは楽しんで来いと。(14年ぶり出場を意識したプレッシャーは)なかったですね。選手はのびのびやってくれました。2日前のミーティングで目が輝いていましたから。私も毎年、フレッシュな気持ちでやっています。毎年、成長を確認できていたのが大きかったですね」


4位通過 専大・加藤覚監督
「生活面を重視しました」
「3年前と2年前の結果から、10時間15分を目標にしていました。(10時間10分52秒は)思ったより気象条件がよかったのかもしれませんが。座間、彦久保、山崎の3人だけ前に行かせて、あとは集団で行きました。春先は故障者が多かったのですが、夏をケガ人なく乗り切れ、9月の日体大記録会でそこそこ走れました。これだったら何とかなると手応えもありましたが、学生には7・8・9位あたり(になる可能性)もあるから覚悟しておくように言ってありました。
(監督に就任して)生活面を重視しました。長距離の練習はどこも一緒。睡眠時間、食事、規則正しい生活など健康管理が重要になります。その成果で最後の2週間はケガや風邪がありませんでした。私の方が精神的に疲れて風邪を引いてしまいました。
 練習は距離走を中心に、(練習量を)落とすときは落として、メリハリをつけました。インターバルなども、20kmを意識してタイムはロードに換算して設定しました。トラックを目指す選手はあまりいませんが、そういう選手にはトラック用の練習もやらせましたけど。
 座間が入ってくれたことで雰囲気が良くなりました。昨年、予選で落ちてしまって気持ち的に落ちてしまっていたところで、盛り上げてくれました。競技面を見てスカウトしましたが、気持ちの面でも大らかで明るい。チームに活気が出ました。今の学生は私たちの頃のように、上級生と下級生の壁がなく、上手くいっているようですね」


5位通過 山梨学院大・上田誠仁監督
「前半を抑えすぎてしまった」
「前半を慎重に行きすぎましたね。久しぶりの予選会だったせいでしょうか。抑えるように指示を出しましたが、抑えすぎてしまった。森本は5km通過が15分40秒。2年生の小山、大越がいい位置に付けていましたが、森本もそこで行ければよかったのですけど下がってしまって。5kmを過ぎてやっとペースを上げられました。夏にちょっとやりすぎて、9月に2週間ほど腰に痛みが出た影響もありました。全体的に夏はしっかり走り込めたのですが、残暑などもあって疲れが少し残ってしまいましたね。みんな、練習は頑張るのですが、調整に課題が残りました。
 (5位でも)今日は通ればいいでしょう。欲を言えばきりがありませんが、あとは駅伝での勝負を考えていかないといけません。片貝(勝浩)も金子(峻輔)も、キャプテンの川原(誉志文)も、上位の者でもキチッと仕上げられない者は使っていません」


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