2004/12/29
箱根駅伝区間エントリー
駒大は２区に佐藤、田中は補欠に
中大は往路に上野、高橋、池永。山本が欠場
日体大は保科、山田を補欠に
２区に伊達、松岡、座間の１年生

ﾅﾝﾊﾞｰ大学１区２区３区４区５区６区７区８区９区１０区補欠１補欠２補欠３補欠４
1 駒大太田佐藤齊藤風見村上藤山糟谷堺塩川柴田田中井手本宮藤井
2 東海大丸山伊達北澤一井越川西田鈴木石川古賀植木角田倉平石田前川
3 亜大木許岩崎岡田直寛辻小澤綿引菊池岡田晃政元山下尾崎杉光小池板倉
4 法大円井原田友廣岡田佐藤下川谷本柳沼伊藤平野山口秋山田中松垣
5 順大村上松岡井野清野五味河合和田井生長門松瀬難波長谷川今井中村
6 東洋大渡辺北岡宮田川畑宮下末上黒崎平澤鈴木大橋南川信清猪瀬尾田
7 中大上野高橋眞田池永花田野村家高奥田森田村中村阿江小林宮本
8 神奈川大中山竜田柏倉芝森脇豊田森津小村村井内野清水川口平本坂本
9 日体大鷲見熊本四辻稲垣北村今村後藤弘岩崎松中山田梅枝末吉保科
10 日大土橋岩井サイモン阿久津吉岡末吉仙頭関武者下重蔭谷福井高橋原田
11 早大空山篠浦石橋八木駒野杉山原小島河野高岡岡部宇佐美坂口藤森
12 大東大笹谷佐々木誠森田野宮佐々木悟笠井菊川本田馬場薄田古川金塚加藤畔柳
13 明大岡本幸田中里池邉尾籠山下木村辻村斎藤入山佐藤細井田中青田
14 専大彦久保座間平澤伊深長谷川山本高橋赤木吉田菅野谷口辰巳佐藤湯野
15 山梨学大片貝モカンバ山本小山森本矢崎金子前岡向井後藤川原吉田飯上大越
16 中央学大蔭山中東篠藤石田池田細田杉本田中江藤畠山信田天野伊藤大内
17 拓大樋本上村野間加藤涌井井上中本久野宮崎阿部磯神谷長尾渡辺
18 城西大森田田上高岡中安千島武田高澤川野川崎前田大作南谷篠原井上
19 帝京大中尾戸村百武東山坂口黒木宗船越井上白石佐藤崎本大脇仕黒
20 関東学連選抜佐藤三島田中利弘首藤中山竹下前田松本横峯亀田滝田田中聡明田吹高久

　13時に関東学連から箱根駅伝の区間エントリーが上記のように発表された。
　優勝候補筆頭に挙げられている駒大は過去３年間４年生の２区起用（神屋伸行・松下龍治・内田直将）が続いていたが、今回は２区に３年生の佐藤を起用してきた。補充要員の４年生・田中が２区に来ないと100％言い切れないが、恐らく佐藤が走るだろう。補欠に回った田中と、府中多摩川ハーフでチーム２位の井手がどこに起用されるかが、注目される。いずれにせよ、３区に斎藤、７区に糟谷、10区に柴田を残せるあたりはさすがで、往路・復路とも分厚い陣容となる。
　対抗と目されている中大は１区候補の山本亮が14人のエントリーから外れてしまった。府中多摩川ハーフでチーム２位の選手で、駒大の佐藤や糟谷にも先着した柱となる選手なだけに、やや手薄な陣容になってしまった。その結果かどうかわからないが、超大物ルーキーの上野が１区、２区・高橋、４区・池永と往路に主力を集めてきた。６区で区間記録を狙う野村までで、２位に何分差をつけられるか。
　チームエントリーの段階で決まっていたことだが、中井祥太を欠く東海大も往路に主力を集めてきた。１区・丸山は出雲・全日本と同じで、２区にルーキーの伊達、４区の前回２区の一井、５区に3000ｍＳＣ日本インカレ優勝の越川と配してきた。
　日大と順大が復路にも主要選手を起用してきた（選手層が厚いから可能となるのだが）。順大は１区に1500ｍインカレ２冠の村上、２区に１年生の松岡、４区に清野、そして９・10区に長門・松瀬。前回２区の今井と長谷川、山候補の難波を補欠に入れている。主要区間にはそれなりの選手をエントリーしているので、今井がどこに登場してくるのか予想が難しい。
　日大は１区・土橋、２区・岩井、３区・サイモンと１～３区にスピードランナーを配し、９・10区が武者・下重。補欠に蔭谷と福井と、前回５区でブレーキとなった（区間15位）高橋を残した。かなり強気に、勝負に出たオーダーだ。
　日体大も補欠に残した前回２区の保科と、前回９区の山田の起用区間が読めない。往路は１区・鷲見、２区・熊本、３区・四辻、４区・稲垣、５区・北村という顔触れで、熊本や稲垣も交替させるにはもったいないメンバー。山田・保科が復路となると、勝負に出るオーダーとなる。
　神奈川大は１・２区に中山・竜田とスピードのある選手を起用し、補欠に入っている清水が４区か。10区にキャプテンの内野を配した。アンカーで順位を大きく落とした過去２回の轍を踏まない、という大後栄治監督の強い意思の表れだろう。
　優勝に絡む大学以外は選手層がそれほど厚いわけではなく、概ね、主力を１・２区と４区、あるいは補欠に回す順当な布陣（それほど詳細にチェックしたわけではないが）。

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