2004/8/27 アテネ五輪
女子マラソン5位入賞の土佐が帰国
「まずは駅伝ですが、マラソンもまた走ってみたい」


※成田空港での囲み取材から抜粋

Q.今の気持ちなど。
土佐 疲れましたね。(マラソン観が変わるということは)ありませんが、きつかったです。今はゆっくりしたい。でも、またマラソンを走りたい気持ちにもなりました。
Q.オリンピックを実感した部分は?
土佐 スタジアムのトラックを回っているときに、「ああ、いいなあ」と思いました。ゴールしたときに、「ゴールしたんだ」と実感できましたね。沿道やゴールの人も、あんなに多くて。スタート地点の雰囲気も、緊張感があると言うよりも、面白い感じがしました。色んな国から色んな人が集まって…上手く説明できないのですが、なんかいいなあ、と思いました。
Q.レースについて。
土佐 (予想よりも野口のスパートが早かった?)スパート地点がどこになるか、考えていませんでした。とにかく、自分のリズムで最後まで走ろうと。考えていなかったから、ついていけなかったのかな。
Q.ラドクリフの走りについて。
土佐 隣を走っているのが面白かった。もっとボカーンと行くと思っていましたが、余裕がなかったみたいです。上りがすごく辛そうでした。下りになるとそうでもないのですが。前半から上りは、力を使っている感じで。
Q.日本人3選手が入賞したことについて。
土佐 野口さんが金メダルを取ってくれたことは、すごくよかった。日本人が2大会連続で取れました。自分じゃなかったですけど、すごくよかったと思います。
Q.今後について。
土佐 まだ、何も決まっていません。これから監督と相談して決めていきます。まずは、駅伝に向けて練習します。3年も出ていませんからね。(マラソンは誰かと走りたい)というのではなく、純粋に自分が走りたいというか。(00年の名古屋で高橋尚子に次いで2位となったときは)4年後はオリンピックにと思いましたが、今は4年先は遠くてわかりません。1つ1つの目標に向かっていきます。
Q.結婚について
土佐 彼(婚約者)はスパートされて、一番苦しかったところにいて、声をかけてくれました。横を向く(沿道を見る)余裕がなくて姿は確認できませんでしたが、叫んでいる声と、殺気を感じました。「うわぁ、抜かれるっ」と思いましたね(笑)。松山商高の竹本(英利)先生と一緒に応援してくれました。結婚はアテネが終わるまでは具体的に考えないようにしていました。(結婚の時期や、どういう形で競技を続けていくか)監督と相談して決めていきたいと思います。
Q.ラドクリフの夫で練習パートナーや代理人を務めるゲーリー・ラフ氏のようになってくれたらいい?
土佐 そうですね。なってくれたらいいですね(笑)。※この辺は半分、冗談で話していたと思われます。


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