2003/3/10 日本陸連理事会
アテネ五輪選考基準&選考日程が決定

 以下の資料のうち、選考競技会は昨年7月30日の理事会で決定済みの事項。2.選考基準(案)の派遣団体および派遣枠、男女マラソンのA項、一般種目のA、B項、3.選考日程の男女マラソンのB項が、今日の理事会で決定、追加された。
 以下、原文をそのまま掲載する(つもりで入力したが、日本陸連サイトにも原文が掲載されているので、1次資料・2次資料と区分するのであれば、陸連サイトが1次資料になる)。



1.選考競技会
1)一般種目(男女)
・第9回世界陸上競技選手権大会
・第88回日本陸上競技選手権大会
・平成16年度日本グランプリシリーズ各大会
・平成16年度IAAFグランプリ(大阪)

2)男子マラソン
・第9回世界陸上競技選手権大会
・第57回福岡国際マラソン大会
・2004年東京国際マラソン大会
・第59回びわ湖毎日マラソン大会

3)女子マラソン
・第9回世界陸上競技選手権大会
・2003年東京国際女子マラソン大会
・2004年大阪国際女子マラソン大会
・2004年名古屋国際女子マラソン大会

4)競歩種目
・第9回世界陸上競技選手権大会
・第42回全日本50km競歩大会(山形)
・第87回日本選手権競歩大会 男子20km 女子20km(神戸)
・第88回日本選手権競歩大会 男子50km(輪島)
・全日本競歩大会 男子20km 女子20km(輪島)

2.アテネ五輪選考基準
※参加標準記録
 有効期限内(2003年1月1日〜2004年8月13日)に参加標準記録を突破していることが全ての代表選考(オリンピック大会参加)の前提となる。但し、参加標準記録が設定されていない種目は除く。

※派遣団体および派遣枠
 オリンピック大会の派遣は、派遣団体である(財)日本オリンピック委員会により決定される。日本陸連は、参加資格を有している競技者の中から、JOCの示す派遣枠内の代表選手をすいせん(内定)する。従って、JOCにより派遣枠が決定されなければ、正式には代表選手のすいせん(内定)は出来ないが、相当数の派遣枠が示されることを前提に、予め代表選手の選考基準を決めるものである。

※男女マラソン
@第9回世界陸上競技選手権大会でメダルを獲得した男女マラソンの競技者の中で男女マラソンそれぞれの日本人最上位1名を代表選手とする。
A上記以外の男女マラソン代表選手は、各選考競技会の日本人上位の競技者の中から本大会でメダル獲得または入賞が期待される競技者を選考する。

※一般種目(競歩種目を含む)
@第9回世界陸上競技選手権大会でメダルを獲得した競技者の中で各種目の日本人最上位の競技者を代表選手とする。(リレーは除く)
A一般種目における上記@項以外の選考については、参加標準記録Aを突破し、第88回日本陸上競技選手権大会で優勝した競技者を代表選手とする。
B一般種目における上記@、A項以外については、参加標準記録(ABと強化委員長が口頭で補足)を突破し、第88回日本陸上競技選手権大会等の選考競技会で上位入賞した競技者の中から本大会で入賞などの活躍が期待される競技者を代表選手とする。

※男女リレー種目
@指定期限内(2002年1月1日〜2004年6月30日)のベスト2記録の平均が世界上位16カ国以内の場合は、IOCおよびIAAFの規定に則してリレーチームを派遣する
 代表選手は個人種目に準じて別途定める選考基準により選考する。

※本大会までに故障などのために競技力を十分に発揮できない事態が生じた場合は、内定を取り消す。

3.選考日程
※男女マラソン
@男女マラソンの選考基準@項による内定は、該当する成績を収めた時点とする。
A上記選考基準@項以外は、選考基準に則して、世界選手権を含む選考競技会の結果で、平成16年3月の理事会、評議員会において選考(内定)される。
B代表選手の内定から、本大会までの期間が長いことに配慮し、男女各1名の補欠を選考するものとする。

※一般種目(競歩種目・リレー種目を含む)
@マラソン以外の選考基準@、A項による内定は、該当する成績を収めた時点とする。
A上記選考基準@、A項以外は、選考基準に則して、世界選手権を含む選考競技会の結果で、平成16年6月の理事会、評議委員会において選考(内定)される。

※代表選手の正式決定は、JOC理事会による。


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