2003/8/11
渋井が昆明合宿から帰国
「30分00秒ペースでも付いていきます」
7月上旬に昆明合宿に入った渋井陽子(三井住友海上)が、20:25着の日航機で帰国。まずは練習の消化具合に関する質問が出た
Q.昆明での練習はどうでした?
渋井 ボチボチと。
Q.ハードでしたか。
渋井 はい。ハードにしました。
Q.日本新を出したときと同じくらいにハードだった?
渋井 ……
(隣の土佐礼子が頷いている)
渋井 まあまあです。
Q.ギュッとなりましたか。
渋井 いや、全然。でも、行く前よりはマシかも。
世界選手権1万mは予選なしの一発決勝。昨秋のシカゴ・マラソンで完敗したラドクリフ(英)も一緒に走る可能性がある(ラドクリフの出欠場は本日判明予定)。シカゴのラドクリフは、レース前に渋井が予定していたよりも速いペースだったが、渋井の気持ちがペースを抑えることをよしとしなかった。
Q.本番でラドクリフが転んだら?
渋井 スパート、かけましょう。
Q.30分00秒くらいのペースだったら?
渋井 30分00秒のペースでも付いていって……自分が転んじゃうかもしれません。内上がっちゃうかも(※)。
Q.それは玉砕戦法?
渋井 どんなものでしょう。
Q.攻める?
渋井 攻めるっていうか、とりあえず付きます。付きますよね、普通。長い列とかになっても。
Q.かなりスローになったら?
渋井 1回くらい出ましょう。
※長距離で最近よく聞く“うちあがり”は内上がりでしょうか、打ち上がりでしょうか?
このやりとりから渋井がどのような調子なのか、推測では書けるかもしれないが、しょせんは推測の域を出ない記事になってしまうので、今回は差し控えたいと思う。
土佐は東京で、高橋と勝負
なお、土佐は11月の東京国際女子マラソン出場を改めて言明。高橋(尚子)さんとの勝負になりますね? という記者の問いかけに、
「うまく調整できれば、勝負できると思っています」
と、いつもの穏和な(柔和な)表情で答えていた。9月上旬から再度、昆明で高地練習に入るプランだという。
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