2003/9/23 スーパー陸上
ちょっと目立った2選手コメント

女子800 m
松島朋子(UFJ銀行)
「練習は今までで最高」

 2分04秒67で5位(日本人トップ)。自己ベスト(2分03秒21・01年日本選手権)でもないし、シーズンベスト(2分04秒55・6月の日本選手権)にも惜しくも届かなかった。だが、今季の屋外シーズンでは初めて、西村美樹(東学大)に土を付けた。
「今日は(日本記録を)狙えましたね。1周目を59秒で通過しても、(今日のように)62秒で通過しても、あの位置だったら2周目も同じように行けたかもしれません。でも、59秒だと微妙にバテたかもしれませんけど。
 練習は今までで最高のものができていました。調整に入ると600mは1本で1分40秒を切るか切らないかです。それが先週はチャオでレペ的な練習を多くやって、いつもだったら調整段階は1本なんですが、600mを含めて何本かを組み合わせてやりました。600・600・400・300とかで、1分39秒と1分40秒で続けていけましたし、400 mもシューズで57秒でした。でも、杉森(美保・京セラ)さんは1分30秒でやりますからね。でも、ウチの練習は1分55秒から2分を切るかというペースでのインターバルもありますし、速いペースのメニューは遅いかもしれませんが、量的にはやっています」


男子200 m
高平慎士(順大)
リレー代表も「スキあらば」。注目の種目選択は?

 男子200 mで4位。記録は日本選手権でマークした20秒80(+0.6)の自己ベストとタイ、かと思われたが追い風2.3mで参考記録。だが、世界選手権金メダルのカペル(米国)に0.11秒差……というのは、カペルの調子が悪すぎたのだろうが、松田亮(広島経大)と宮崎久(ビケンテクノ)の世界選手権コンビ、ユニバーシアード代表の新井智之(筑波大)を抑え(高平もユニバーシアード代表だが)、日本人選手の中では松田に0.26秒差の快勝だった。
「一昨日の六大学で100 m2本(雨の中で10秒78・−2.0=2位)と4×100 mRを走っていなければ、もうちょっと行けたと思います。(日本人トップと言っても)世界選手権に出た人たちも新井さんも、みんな上げてきていないと思いますよ。日本人とか関係なく、ビリにはなりたくありませんでしたし、外人1人くらいには勝ってくると宣言していました。
 200 mはあまり風とか関係ありませんし、20秒80より20秒79を出したかった。100分の1秒でも違いますからね。B標準(20秒75)はもちろん視野に入っていますが、その前に自己記録です。タイムは、狙いすぎると出ませんから。あまり重要視せず、感覚としていいレースをしようと。前半のカーブですね。大学に入ってから、自己新を出した日本選手権のときでさえ、前半が硬かったんです。高校のときみたいに行ければいいのですが。
(リレーのアテネ五輪日本代表は)スキあらば入り込みたいですね。目標は2007年と2008年ですが、先生方からは来年も狙えると言ってもらっています。出られたら、結果オーライなんですけど。(仮に大阪グランプリなどでリレーを走ってくれと言われたら)マイルでも4×100 mRでも、断るなんてことはありません。400 mは国体に出場します。出したいのは45秒台ですが、46秒台前半が出ればと。ユニバーシアードのマイルのときの感覚では、出せると思います。去年(国体少年A400 mに46秒81で優勝)も、いっぱい、いっぱいではなかったと思います。
 まだ200 mの方が面白いので、400 mを専門にすることはないと思いますが。200 mを狙っていても、100 mと400 mはやりますよ。どちらも200 m(に役立つ)要素はありますし、強い人はどの種目でも走れますよね。(400 mHは)今はやる気はありません。ハードルは中学時代に3年みっちりやっていますので(全日中110 mMH4位)。とか言っていて、4年後はやっていたりして」


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