2003/2/23 横浜国際女子駅伝
山中、復調を印象づける走り
「世界選手権はトラックで狙います。1万mに対する距離感が短くなりました」

 実際は3回目だったが実質初マラソンと意気込んで出場した1月26日の大阪国際女子マラソン。山中美和子(ダイハツ)は折り返しで右足首をくじいてしまい、無念の途中棄権に終わった。

「2月7日に千葉で合宿に入りましたが、それまではジョッグだけでした。大阪では追い込むところまで走っていませんから、すぐに走れると自分では思っていました。すぐに、気持ちを切り換えられました」

 エントリーしていた16日の千葉国際クロスカントリーへの出場は見送ったが、今大会1区(5km)では15分29秒とまずまずのタイム。5000mのベストが15分05秒20のアイレ(エチオピア)に最後で1秒競り負けたが、14分56秒15の中国選手は4.1km付近で振り切った。4月からのトラック・シーズンが楽しみになった。

「世界選手権はトラックで狙います。そのために、冬から春にかけてクロカン練習などで脚の筋肉をしっかり付け、トラックをしっかり走れるようにしたいと思います。(タイム的には)1万mは30分台を出したいと思います。マラソン練習をやって、1万mに対する距離感が短くなりました。今日も5kmが短く感じました。去年は1万mを走ると後半が気になってしまいましたが、今年はそういうことはないと思います。
 マラソンは来年の大阪国際女子マラソンになります。大阪でしか走らないつもりです。走りやすいし、地元ですし、リベンジの意味もあります」


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