2003/1/24 大阪国際女子マラソン
合同記者会見 その１
＜代表質問と全選手への質問＞
「タイトルを守ることだけ、２連勝することだけを考えています」（キプラガト）
「４月のロッテルダムの時より、体調はいい」（千葉）
「名古屋の時より、質、量とも上のトレーニングができた」（野口）
「全国都道府県対抗女子駅伝よりも体調は上がっている」（山中）
Ｑ．現在のコンディションと、トレーニング内容を行なった期間と場所を含めて、お聞かせください。
キプラガト コンディションはいいですね。トレーニングの大半はケニアで行いました。大阪に向けて３カ月間、みっちり準備をしてきました。
劉 今のコンディションはあまりよくありません。10月の北京マラソン（36位・２時間48分22秒）が終わってから、大連の遼寧省（地名の漢字、未確認）陸上トレーニングセンターで、毎日40kmの走り込みをしてきました。
千葉 自己記録を出した４月のロッテルダムの時より、体調はいいです。特別な合宿はやらず、佐倉で練習を積んできました。
小幡 調子はまずまずです。トレーニングは11月頭から開始して、12月初めから奄美大島で合宿。年末年始は宮崎で、そのあとまた奄美に戻って練習してきました。
野口 本番になってみないとわかりませんが、結構いいんじゃないかと思います。11月27日から１月16日まで、約50日間昆明でトレーニングしてきました。名古屋の時より、質、量とも上のものができたと思います。
藤川 今回は特に大きな故障もなく、体調もいいです。練習は延岡で、じっくり走り込むことができました。当日、いい走りをしたいと思います。
田中 調子は、悪くはありません。全日本実業団女子駅伝が終わってから、１月中旬まで昆明でトレーニングをしてきました。２回目のマラソンですが、１回目の名古屋の時よりも練習できたと思います。
山中 体調は、全国都道府県対抗女子駅伝の時よりも、さらに上がって練習が続けられています。明後日は、ベストコンディションで走れると思います。トレーニングは全日本実業団対抗女子駅伝が終わって、コロラドで１カ月間、高地トレーニングをしてきました。
Ｑ．目標タイムはどのくらいでしょうか。日本選手は、キプラガト選手が２時間22分36秒の自己記録更新を狙ってきた場合、ペースやレース展開を含めて、どう考えているか、お教えください。
キプラガト タイムはいっさい考えていません。タイトルを守ることだけ、２連勝することだけを考えています。劉 目標とする順位・記録は、特に考えていません。前の方で走れるように頑張るだけです。
千葉 タイムは、２時間25分11秒の自己記録を上回りたいです。
小幡 私も同じように、自己記録を更新したいです。キプラガト選手が２時間22分台のペースで行ったときは、付いていくかどうかはレースの流れと、自分の感覚で判断します。走り出してみてから決めると思います。
野口 自己記録の更新、さらには２時間23分を目標にしています。
藤川 今まで、中途半端なレースばかりでした。今回はみなさん力のある選手なので、その力を借りて、自己記録が初マラソンのときの２時間27分42秒のままなので、最低それをクリアできるようにしたいと思います。
田中 最低でも、自己新を出せるレースをしたいと思います。
山中 当日の気象状況、レース展開によりますが、２時間23分を切るレースをしたいと思います。
Ｑ．世界選手権がかかったレースですが、その辺の意識は？
千葉 世界選手権の代表に選ばれることを目標に、走ります。
小幡 世界選手権はやはり、行きたいと思っています。
野口 パリに行くことを目標にしています。
藤川 走り終わったとき、自分の中でいいレースができたなあ、と思える走りをしたいと思います。
田中 代表になることを、狙っていきます。
山中 日本人選手１位になって、世界選手権への切符を手にしたいです。
Ｑ．手続き上ではなく、この大会に出ると決心した時期は、いつでしたか。
千葉 はっきり特定させるのはできませんが、昨年の夏くらいの段階で、大阪に出たいなと考えるようになりました。コース的にも監督から、「大阪は千葉ちゃん（向き）のコースだから」と言ってもらっています。
小幡 昨年も走らせてもらいましたが、あまりにも悪くて（23位・２時間45分13秒）、早くそのイメージを払拭したいと思っていました。実際には、春から夏への（トレーニングや試合の）流れで、決まってきました。
野口 秋に、（故障者が出て）チームが駅伝に出られなくなって、そこから大阪に向けてトレーニングを始めました。
藤川 それまでは故障で遠ざかっていましたが、昨年はトラックシーズンも順調にこなすことができ、やるなら早い段階でと、大阪に決めました。
田中 去年の夏くらいに、スタッフと話し合って決めました。
山中 マラソン出場を決めたのは、去年の今ごろです。ダイハツの本社が大阪ですし、浅利さん（浅利純子コーチ）も大阪を走って世界選手権代表切符を取りました。応援していただける方たちが多く来ていただけるということもあって、大阪にしました。
大阪国際女子マラソントップ
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