2003/1/26 大阪国際女子マラソン
藤川、自身の初マラソン記録を更新できず
序盤失速の原因は?


 藤川亜希(旭化成)は2時間30分13秒と、目標としていた初マラソン時の自己記録(2時間27分42秒)更新に失敗した。藤川にとって今大会が4回目のマラソン。初マラソン以来、下記の表のように毎年1回マラソンを走ってきたが、今回は2年弱のインターバル。スタートラインに立てなかった、=(イコール)苦しんだ時期があったと想像していいだろう。さらに今回は、旭化成に移籍して初のマラソンということで、意気込みも大きかったはずだ。

記録 順位 大会 年月日
2.27.42. 7 大阪 1999/1/31
2.31.25. 8 名古屋 2000/3/12
2.28.27. 10 名古屋 2001/3/11
2.30.13. 8 大阪 2003/1/26

 ところが、6.5km付近で早くも集団から遅れ始めると、あとは1人でレースを進めることに。10km過ぎで追い付いてきたタルポシュ(ルーマニア)に食い下がったが、すぐに振り切られてしまった。
「いつも、ハーフまではゆとりがあるんですが、今日は駅伝みたいにきつかった。(5km通過が)16分40秒は速いとは思いませんが、思ったより体が付いていかず、6kmでいっぱいになってしまいました。“一歩間違ったらゴールまでたどり着けないかもしれない、1人でもリズムを作り直そう”と思いました」

 例年、マラソンのあとに故障をして、トラック・シーズンを満足に走れていなかった。だが、昨年は「3年ぶりくらいに、ちゃんとトラックを走れたし、駅伝にも出られた」と振り返る。日本選手権1万mでは6位、全日本実業団対抗女子駅伝でも旭化成は6位と、久しぶりに快走を見せた。ところが、その駅伝前に故障があり、肝心のところで距離を踏む練習が不足していた。
「駅伝が終わって詰めた練習になりましたが、自分ではいい練習ができたと思っていました。マラソンにつなげられなかったら、意味がないんですけど」
 距離の下地ができていなかったことと、詰めた練習で自覚できない疲労が残っていたことが、失敗の原因だったのだろう。だが、過ぎたことはどうしようもない。問題は、今後だ。先に述べたように、マラソン後に故障をして、練習の流れが途切れることが多かった。
「このあとが大事なんです」
 こちらの取材に答えた言葉だが、自分に言い聞かせているようにも聞こえた。


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