2003/7/5 日本インカレ
福島大が45秒27の学生新
高橋は100 m同着優勝直後の快走
木田は3種目の学生記録保持者に
長島・栗本の高校時代の全国Vとの違いは?

 女子4×100 mRで今大会初の学生新が誕生した。福島大(長島・高橋・栗本・木田)が45秒27と、2000年の日本インカレで福島大の先輩チーム(池田・茂木・広田・二瓶)が出した45秒31を0.04秒更新したのである。2位の中大(五明・林・花島・西澤)も45秒65と、前日の予選で出した45秒57こそ更新できなかったが好タイム。3位の筑波大(黒澤・湯野・植竹・高山)も46秒00、さらに7位まで47秒を切った。陸マガ6月号の学生歴代リストを見る限り、インカレの女子4×100 mR史上、最高レベルのレースだったのは間違いないだろう。
川本和久監督とメンバー

福島大学生新カルテットのコメント
1走・長島夏子(1年・100 m11秒75)
「記録にはビックリしています。この大会で一番いい走りができました。個人種目では上手く行きませんでしたが(100 m準決勝落ち)、リレーで勝ててすごく嬉しいです。(個人種目での全国優勝とは)全然違います。みんなで1つのことを追い求めるのは、個人とはまったく違いますね」
2走・高橋香縫(3年・100 m11秒85)
「学生記録は頭にありませんでした。先生からも、狙っていこうという話はありませんでしたし。ビックリです。100 m(の同着優勝)は嬉しいというより悔しいですね。本当の優勝じゃないみたいで。(中大2走の)林さんを特に意識したわけではありませんが、その分をリレーで頑張りました」
3走・栗本佳世子(1年・100 m11秒90)
「出したい気持ちはありましたが、まさか1年目から学生新を出せるとは思っていませんでした。3走は大学に入ってからやり始めましたし、福島大ではメンバーに入るのも激戦なんです。高校のとき(埼玉栄高で女子4×100 mRインターハイ優勝)とはまた、気分が違います。45秒台ですから、1人1人が本当にしっかり走れないと。その一員として素晴らしい記録を出せたのは嬉しいです」
4走・木田真有(3年・100 m12秒15)
「4×100 mRは何が何でも優勝しないといけませんでした。その4走をたまたま、私がやっただけ。4走ですから、何が何でも1位でゴールしないといけなかったんです。(400 m・4×400 mRに続いて3種目の学生記録保持者になって)4×100 mRに私の名前が残るなんて信じられません。みんなに感謝したいです」


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