2003/7/26 南部記念
女子400 m
木田&久保倉の北海道コンビがワンツー
日本選手権優勝の先輩・吉田に先着

 女子400 mはホームストレートには吉田真希子(FSGカレッジリーグ)がややリードして入った。それを木田真有(福島大)と久保倉里美(同)がしっかり追っている。久保倉がやや前。そこから前に出たのは木田で、ホームストレートで逆転。久保倉も、最後で追い上げて抜き去り福島大現役学生がワンツー。地元出身の木田は、53秒47の学生新をマークした昨年に続いて2連勝。同じく北海道出身の久保倉が54秒25(学生歴代11位)と、日本選手権で出した自己記録(54秒40)を更新して2位。吉田は福島県選手権で高校生の丹野麻美(郡山東高)にも敗れている。一見、不調にも思えるが、これはおそらく、世界選手権に合わせている吉田と後輩2人では、練習の流れに違いがあるのだろう。

木田コメント
「福島大勢の争いになるのはいつもと同じことですが、地元で勝てたのは嬉しいです。最後の直線に出たときに“行ける、勝ちたい”と思いました。知っている方や先生方も多く、母も来てくれています。(今季の)試合が少なくなってきているので、記録を出そうと思っていましたが、前半が行ききれませんでした。全カレのあと疲れをとってから400 m以上を走る練習もしていました。レース感覚は走ればなんとかなると思っていたのですが…。あんまり前半で行き過ぎると東北インカレみたいになってしまうし、かといって、抑えたわけではないのですが…。久保倉がすごく引っ張ってくれたのに」

久保倉コメント
「今回は前半から行くことを課題としていました。調子があまり良くなかったので、記録的にはあまり考えていませんでした。400 mHで今年中に56秒台を出したいので、そのために走力を付けないといけないと考えていました。そういう意味では、53秒台は出したいと思っていました」

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