2003/11/2 全日本大学駅伝
3位・山梨学大は両エースが区間賞
橋ノ口は学生駅伝初!
「今日はただ、ガムシャラに突っ込んでいきました」


 橋ノ口は当初、2区を走る予定だった。ここ数年の学生駅伝の1区はスローペースとなることが多く、それほど差がつかない。2区で抜け出すことが前半でチームを流れに乗せることになる重要な区間。トラックで強さを発揮するタイプの橋ノ口にとって、2区は持てる力を発揮しやすい区間であった。実際、同じタイプの駒大・内田直将が2区で区間賞を取り、トップに進出している。
 ところが橋ノ口は、出雲のあとに風邪をひいてしまい、1週間練習ができなかった。その結果、昨年区間5位(42分30秒)と不本意な結果に終わった4区に出場することに。しかし今年は、41分18秒で学生駅伝で初めて区間賞を獲得。

橋ノ口コメント
「本来なら2区を走らないといけないのですが、風邪を引いてしまい、4区に回してもらったんですた。(タスキを受けた)順位には驚きましたが、監督から思い切って行ってくれと言われて、思い切って行きました。ただ、失敗はできませんから、大胆かつ慎重にという感じで行きました。
 いったん差が開きましたが、盛り返すことができました。俺がやらないといけない、という気持ちでしたね。その結果、区間賞が付いてきたという感じ。区間賞が嬉しいとか、そういう気持ちはありません。
 風邪を引いたことで逆に、開き直れたのかもしれません。いつもリズムなどを意識しすぎてしまいますが、今日はただ、ガムシャラに行きました。順位が後ろでしたから、最初から突っ込んでいきました。1kmが2分43秒で3kmが8分26秒。そのあとは時計はチェックしていません。あとは粘るだけでした。
 突っ込むのは正直怖かったのですが、ここで走れなかったら箱根も走れない。チームのため、箱根のためと思って頑張りました。その結果が6人抜きですから、箱根もガムシャラにいけば、いい結果が出るかもしれません」

モカンバ・コメント
「今日はちょっと暑かったけど、大丈夫でした。寒い方が嫌いです。今日は56分台の区間記録とチームの優勝が目標でした。優勝できなかったので、また箱根でチャレンジします。
 タスキをもらったとき、1・2・3位は見えませんでした。監督からリラックスして、いいペースで行けと言われました。1km2分50秒ペースです。長いから大丈夫、そのうち前が見えてくると思いました。
 コンディションはOKでしたが、でも、ちょっと悪かったです。腰とかに疲れがあって、軽いジョッグでリズムよく走っていました。58分16秒は去年より遅いです。腰が悪くてリズムがちょっとよくありませんでした。スパートもちょっとダメでした。でも3位に上がることができたのは嬉しかった。
 箱根は2区で、1時間7分台で走りたい」


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