2003/11/2 全日本大学駅伝
東海大が初制覇!!
アンカー中井コメント
「追いつかれたのは計算のうち。普通のリズムで行ったら、2人が遅れてくれました」


「出雲のあと、いい感じで調子が上がってきました。優勝できるかどうか、昨日は“行ける”と思っていましたが、今日のスタート前は半々だと。2〜3番手でもらうと予想していたので追い上げるつもりでしたが、みんなが頑張ってトップに立ってくれたので、絶対に行くしかないと。みんながつないでくれたタスキは重かったですけど、ここで働かないといけないと思って。
 追いつかれたのは計算のうち。追いつかれたときも、ラスト5kmの勝負だと、冷静でした。差が開いたところは、ちょっと上りの所。僕は普通のリズムで行っていたつもりですが、2人が遅れてくれました。後ろは見ないようにしましたが、モカンバ(山梨学大)が来ると思って、ちょっと気になりました。
(出雲のアンカーで抜かれたトラウマは)全然ありませんでした。あれはあれで、僕の中ではそれなりに走れたレースだったので、全日本にしっかり合わせようと、気持ちを切り換えました。
(20kmなら、という意識は)僕はこれしか通用しませんが、逆に20kmだったら自分が一番だという自信はあります。出雲(10.2km)は今日ほどは自信がありませんでしたけど、逆に突っ込んでいくことはできます。
(箱根は)個人的には2区を走りたい。日本インカレ(ハーフマラソン)に優勝して、自分が2区で頑張るんだという意識になりました。チームも全日本で勝って、狙っていく体勢ができました。2区でいい流れをつくって、絶対に優勝するつもりでいきます。
 将来的にはオリンピックに行けたらと思っています。トラックでは通用しないと思うので、マラソン1本で考えています。(在学中のマラソン出場は)体調を見て決めたいと思います」

大崎コーチ・コメント
「監督の胴上げを見たときは、高校で全国2番でしたし、本当によかったと思いました。
 レース展開としては完璧だったかもしれませんが、言葉にしなかった不安はありました。調子が良くてたまたま勝ったんです。今回は喜んでいいと思いますが、悪いところもあるはず。そこをしっかり修正して、次も同じように喜べるようにしたい。
(就任してから)強くなるのが早かったと思えますが、それも下積みの時期があったから。どこかから強い選手を連れてきたわけでもありません。それまでに土台ができていてからです。ここに来て粒が揃ってきましたね。
 やらされる練習というのは好きではありません。強くなりたい選手の手伝いはしますけど。自分から試して練習したことが成果として出れば達成感はありますが、やらされてやったことでは、その部分がありません」
※何回かに分けて聞いたコメントをまとめました。


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