2003/12/24 山梨学大公開練習&共同取材
3選手&上田監督コメント
「自分のペースで前に出れば、ついて来られる相手はいない」(橋ノ口)
「勢いのある1年生や小陣の起用でオーダーが変わってくる」(上田監督)

橋ノ口滝一コメント
「風邪もひかず、練習も積めて、4年間で一番いい状態です。2区か4区を走りたいという希望はありますが、チームに貢献できるのであれば、何区でもかまいません。任された区間を精一杯走りたい。藤原(正和)さんや松下(龍治)さんが卒業され、学生の中で一番になろうという目標を持って、この1年間トラックではきっちり走れました。出雲が悪かったですけど(全日本大学駅伝では区間賞も取れ)トータルではいいシーズンだったと思います。
 箱根では悔いの残らないよう、思い切った走りをしたい。(出雲のように)周りに合わせた走りをするのでなく、自分のペースで前に出れば、ついて来られる相手はいないでしょう。いても、後半で振り落とせると思います。トラックでも、相手に振り回されたレースでは結果がよくありません。箱根では、1年間の反省を生かしたいと思います。駒大や大東大の前評判が高いですけど、ウチも決して引けは取りません。自分とモカンバがきっちり力を出して、他大学を圧倒したい。自分が(リードを)稼ぐ走りをしたいと思います。
 今回は練習に距離走を取り入れて、いい感じで来ています。ゆっくり長く、は好きではありませんでしたが、我慢する練習も必要です。30km走も3回、20km前後も4〜5回はやったと思います。スタミナと脚づくりはキチンとできたと思います。自分はショートインターバルを入れれば、すぐに上がってくるタイプ。これからの1週間で、いい方向に調整していきたい」

高見澤勝コメント
「(2区への出場も)控えめですけど狙っています。長い距離には自信を持っていますから、他の大学のエース級と走ってみたいですね。でも、6区以外なら、どこの区間でもOKです。もちろん希望は言いますが、最終的には監督が判断されることです。
(9区だったら)1時間9分00秒の区間記録が目標です。単純に3分ペースですから、そのくらいは出せる練習はできています。距離的な不安はないですね。
 (11月下旬の名古屋ハーフに出なかったのは)前回よりも、箱根前の時期に距離走をしっかりやっておくのが理由です。去年は24kmが限界でしたが、今年は30km走を2回やっています。ジョッグも3部練などで距離を稼げています。試合に出なかったからできたことだと思います。それで、自信が持てるようになりました」

森本直人コメント
「(5区だったら)前回より早いタイム、72分30秒以上が目標になります。区間記録(1時間11分29秒)も天候が良ければという気持ちはありますが、試合前に大きなことは言えません。(5区の最後の下りは)上りよりも自信があります。それが長く続くかどうかはわかりませんので、6区はなんとも言えません。(4年間のうちに)2区も経験してみたい」

上田誠仁監督コメント
「3本柱じゃもったいないという考え方もありますが、なんとしても1区で流れに乗らないといけない。近年スローペースが続いていますが、六郷橋(18km付近)からの3kmで30秒から1分差がついています。タメている選手が多いのでしょう。一番いいのは、モカンバの1区なんです。
 5・6区はリザーブを用意していますから、そこそこ登りに対応できる選手がいれば、森本の1区も考えられますね。勢いのある1年生を、どう起用できるかによっても変わってきます。金子(峻輔)に飯上(幸哉)もいいです。それに、2年生の小陣(良太)がどうか。九州学院出身で、全国高校駅伝の区間(4区)を取っている選手。彼が上がってくると組み方が違ってきます。昨日のペース走は30分くらいで上がってきました。それも、いっぱい、いっぱいじゃありません。仕上がりはいいですね。
 混戦であれば、区間区間で競り合っていけます。一緒に行けてプラスになるかもしれません。駒大1つがポンと出ているよりも、レースとしては面白いでしょう。チャンスをうかがえる範囲で行けると思います。(オーダーの組み方は)それほど豊富ではありません。オーソドックスにまず考えていきます。考えすぎて足元を崩してはいけませんから」

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