2003/5/18 東日本実業団
男子5000m特集@
5000mでは小川が4年ぶりの自己新
藤原が本格的な実業団デビュー


 表彰に来た小川博之(日清食品)に自己新? と声をかけると、「4年ぶりです」という答え。「大学3年の学生種目別選手権(3位)以来です」
 シーブラー(NEC)には届かなかったが、13分46秒65で3位。国士大3年時の13分48秒17を1秒半更新した。
 ニューイヤー駅伝では5区を走る予定だった徳本が発熱で急きょ、6区に回ったため5区の重責を担ったが区間12位で、区間賞の坪田智夫(コニカ)とはちょうど2分の差を付けられた。3月の仙台ハーフマラソンでは現在、赤丸急上昇中とはいえ学生選手の藤井周一(日大)に21秒差で敗れた。
 詳しい話は聞けなかったが、仙台ハーフマラソンも2位と決して悪い出来だったわけではないし、今大会は1500mの3分49秒台と5000mの自己新。入社3年目で、ワンランク上のレベルに達しそうな雰囲気が出てきた。

 また、同レースに参加したマラソン世界選手権代表の藤原正和(ホンダ)は、これが実質的な入社第1戦(実際は4月末の記録会に参加)。ラスト400 mからの徳本のスパートには大きく置いて行かれたが、13分53秒77と自己記録に0.7秒と迫る記録で9位。

藤原コメント
「思ったより動きませんでした。もうちょっとタイムを出せると思っていたんですが…。13分45秒が目標でした。日本選手権(1万m)に向けて実戦的なことはまったくやっていなくて、今日がその位置づけだったんです。3月は休養に充ててそれほど練習ができませんでしたから、4月が身体づくり、5月がスピード練習という流れ。
 まずは5000mを1本、しっかり走ろうという位置づけでした。今日、13分45秒まで行けたら、日本選手権で28分10秒台も狙えたと思いますが、28分30秒切りくらいは行けるかも。来週の追い込み方次第です。
 6月10日に下見のためパリへ出発、6月15日からボルダーに入って高地練習を約1カ月行い、7月11日に帰国。北海道など国内で練習をして、8月中旬にパリに入ります」

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