2003/5/23 東日本実業団
東日本実業団男子1万mで日本人ワンツー
ともに自己記録を大幅更新
石川&加藤の出身大学は東洋大&東農大

ニューイヤー駅伝出場選手の出身大学別人数一覧

 東日本実業団(5月17日・宮城県営陸上競技場)男子1万mは、カビル(ホンダ)が28分07秒18で独走優勝したが、2・3位にも石川末廣・加藤俊英のホンダ勢が続いた。カビルに食い下がった後に落ちてきた磯松大輔(コニカ)は別としても、カビルを追う集団には国近友昭(エスビー食品)、藤田敦史(富士通)というビッグネームもいただけに、4位の奥谷亘(富士重工)までの3人の好走には、新鮮な驚きを感じたものである。
 石川の28分18秒30は27秒89、加藤の28分18秒57は13秒22と、ともに大幅な自己新。今季、静岡国際1万mで加藤が28分47秒57(強い選手の2組で11位)、水戸国際5000mで石川が13分45秒59(日本人トップの5位)と好調さは感じさせていたが、東日本での日本人ワンツーは“ホンダ勢好調”をさらに印象づけた。
 ところで2人の出身校だが石川は東洋大、加藤は東農大。箱根駅伝の伝統校ではないが、必ずしも近年、上位に進出している大学ではない。にもかかわらず、この2校のOBは実業団で走り続けている選手が多いように感じていた。そこで、今年の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)の出場選手全員の、出身大学を調べてみた(ニューイヤー駅伝公式ガイドブックから)。その人数は以下の通り。上位には1990年以降に優勝経験のある大学が名を連ねるが、東海大・東洋大・東農大の“東”3大学が近年優勝していない学校。特に、東洋大・東農大の2校は予選を突破できない年も多い。
 にもかかわらず、OBたちは実業団で頑張っている。その代表的な選手が、ホンダの2人ということになってきた。

大学 人数
山梨学大 15
順大 12
神奈川大 11
東海大 10
駒大 9
大東大 9
東洋大 8
東農大 8
広島経大 7
亜大 6
中大 6
京産大 5
拓大 5
法大 5
関大 3
関東学院大 3
国士大 3
専大 3
日大 3
國學院大 2
早大 2
第一工大 2
中央学大 2
筑波大 2
帝京大 2
立命大 2
龍谷大 2
愛知工大 1
秋田大院 1
岡山大 1
鹿屋体大 1
近大 1
札幌学院大 1
創価大 1
東学大 1
徳山大 1
広島修道大 1
平成国際大 1
松山大 1
明大 1
横浜国大 1
流通経大 1

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