2003/3/1　びわ湖マラソン
前日共同会見・外国選手編
「レースペースで相当量走り込んだ。ハイペースを持続できるスタミナに重点」（ペーニャ）
「ケニアの選考は２月の東京から４月のボストンまでの中から、記録で選ばれる」（ビウォット）
「勝つためのトレーニングを積んできた。コースレコードを狙っていきたい」（コスゲイ）

Ｑ．びわ湖に向けていつからどこでトレーニングを積んできましたか。その中で重点を置いたポイントはありますか。
ペーニャ　マヨルカで３カ月間、練習を積んできました。特別な練習というわけではないが、週に200 km以上、走り込んできた。レースペースで相当量走り込んだ。ハイペースを持続できるスタミナに重点を置いた。
ビウォット　ケニア西部、ナイロビから320kmのエルドレットという小さな町で、12月初めから３カ月間トレーニングをしてきた。エルドレットは多くのケニア人が、そこから育っている町。重点的に行なったのはスピードワーク。スタミナアップのため長い距離をスローに、ストレスに打ち勝つために短い距離をスピーディーに行なってきた。
コスゲイ　日本は初めてじゃないが、びわ湖は初めて。私もビウォットと同じでエルドレットで高地トレをしてきた。びわ湖は通常と違い、平坦なコースなので、それに合ったトレーニングをしてきた。11月のニューヨーク・マラソンに出たので、11月中旬から３カ月間、スピードトレーニングと長い距離のトレーニングをやってきた。明日、それがどのように効果があったか、課題が見つかるのか、はっきりする。
Ｑ．目標タイムと順位は？
ペーニャ　ちょっと天気が気になっているが、順位は言うまでもなく、優勝したいと思っている。記録は大会新記録を出せたらいいなと。
ビウォット　できる限りいいポジションを狙いたい。記録は、コースレコードにトライしたい。
コスゲイ　今回、全てが上手くいっているし、勝つためにやってきた。誰もが優勝したいだろうが、自分もそれだけ厳しいトレーニング、勝つためのトレーニングを積んできた。調子がいいのでコースレコードを狙っていきたい。
Ｑ．ペーニャ選手に。一昨年は優勝しましたが、昨年は残念な結果に終わりました。今年に賭ける意気込みは？
ペーニャ　仰るとおり昨年は好結果を残せなかった。天候の影響を受けてしまった。昨年の汚名を返上すべく、明日はぜひ、優勝したい。
Ｑ．ケニアの２選手に。昨年ケニアでは、テルガト選手が世界歴代２位（２時間05分48秒）、日本にいるジェンガ選手が歴代４位で走っています。世界選手権、さらにはアテネ五輪はどんな顔触れになるでしょうか。その中にあなたが入れる可能性は？
ビウォット　ケニアはご存じの通り素晴らしいランナーがたくさんいるので、世界選手権候補の名前を挙げるのは難しい。ケニアの選考は２月の東京から４月のボストンまでの中から、記録で選ばれる。もちろん、その中にびわ湖も含まれます。私は2001年に頑張った（エドモントンで銀メダル）ので、今年も（代表になって）頑張りたい。オリンピックも同様で、今年の戦績で決まると思う。自信はあるので、頑張りたい。
コスゲイ　ケニアは国際的な選手がたくさん集まっている。その内の２人がここにいるのだから、明日は頑張らないといけない。世界選手権とオリンピックに選考されるのは簡単なことではない。たとえいいタイムを出しても、その後のレースで他の選手が次々に記録を出して抜かれることもある。とにかく明日、ベストを尽くしていい記録を出すことが肝心だ。


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