2002/9/8 日本インカレ最終日
土井が71m60
室伏の大会記録に24cmと肉薄して3連勝

「師匠の記録は弟子が破るんです」


記者団との一問一答
Q.今の気持ちと、大会記録(71m84=室伏広治・96年)を破ることの意味は?
土井 悔しいの一言です。一昨年、去年と力がなく、優勝することしかできませんでしたが、今年は大会記録が手の届く範囲にありましたから。(室伏は)自分の師ですから。師匠の記録は弟子が破るんです。
Q.3投目(71m60)の感触は?
土井 絶対に行ったと思いました、自己新間違いなしと。今までにない感触だったんです。ボクは声は出ないタイプですけど、このときばかりは自然と出ました。悔しくて出ることはありますが、行ったと思って出たのは初めての経験です。でも、予想ほど飛んでいませんでした。ボクの感覚はウソだったということです。ガックリ来ました。スピード的に、未知の感覚だったんですが…。
Q.4投目以降は?
土井 行けると思ってやっていましたが、2種目(円盤投と砲丸投)やった疲れが出たのかもしれません。3投終わった時点で、すごい疲労感を感じました。
Q.1回のファウル以外は、全部70m以上でした。
土井 変なところで安定していますね。まあ、昨日の予選では、(今日の)70mは考えられなかったですから。代々木のサークルが滑らないということもありましたが、昨日は本当に悪かった。3回転目で離した試技が、予選記録になってしまったんですよ 1・3投目は横に切れてしまったし、不満だらけでした。
Q.学生生活も残り僅かですが、その間にやることは?
土井 学生記録(73m82=室伏広治・96年)、行きたいです。できたら、なるべく大きい舞台で。届く感触はあるんですけどね、微妙に。着々と力はついていると思います。
Q.室伏選手との違いを強いて挙げるとすれば?
土井 (タイプとして)ボクは力だと思います。ボクには力しかありません。世界の選手にも負けないくらい、もっと力を付けていきたい。


日本インカレのトップ
寺田的陸上競技WEBトップ