2002/10/22 よさこい国体
杉森、1500mでもタイトル獲得
驚嘆の三段跳進出計画が発覚
「杉林さんが17mを跳べるのなら……」
成年女子三段跳は花岡麻帆(Office24)が大会新記録で快勝し、国内無敵状態が続いている。しかし、思わぬ所から花岡に強敵が出現することが、同じ国体2日目に発覚した。
成年女子1500mは杉森美保(京セラ)が4分22秒32で優勝。スタミナに不安があった杉森にとって、スローペースが幸いしたかもしれない。だが、それにしても、杉森のマルチな才能には驚かされる。インターハイ・日本インカレと400 mでタイトルを獲得、今年から本格的に進出した800 mでは、すでにアジア選手権を取っている。そして、自身4回目の1500mとなる今大会で、早くも国体のタイトルをゲットしたのである。
その杉森がレース後に、三段跳進出を考えていることを明かしたのだ。400 mから中距離をこなす杉森だが、跳躍種目というのはすぐに信じることができなかった。だが、以下のコメントを聞いて納得させられた。
「実は、高校(埼玉・星野女高)時代にそういう話が、ちょっとだけあったんです。3年生の春、埼玉県インターハイは100 mと200 mで出場権があったので、地区予選をもう1種目出ようということになり、400 mにするか走幅跳にするか迷ったんですよ。その時の話は走幅跳でしたが、その先に三段跳をという話も少しありました。三段跳の助走リズムと400 mって、似ているところもあるらしいんですよ。結局、走幅跳ではなくて400 mに出場してインターハイに優勝できたから、今があるわけですが」
それが、今回の1500m進出成功で、三段跳への意欲が再燃した。実は以前から、杉林孝法(ミキハウス)が三段跳で活躍しているのを見て、自分もと感じるところがあったらしい。
「杉林さんが17mを跳べるなら、私も15m跳べるんじゃないかって。同じ“杉”の字で始まる名前で、杉林さんは木が2本(林)しかありませんが、私は木が3本(森)ですから…」
※高岡選手の「初マラソンの高岡、驚異の走り込み!!」以来、10カ月ぶりのジョーク記事です。杉林選手云々という部分のコメントは、本人の了解をとって創造しましたが、高校時代に走幅跳や三段跳を意識していた部分のコメントは100 %真実で、まったく脚色していません。
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