2002/12/8 全日本実業団対抗女子駅伝
田中めぐみが5区歴代3位の36分13秒
2度目のマラソンとなる大阪で世界選手権切符を
田中めぐみ(あさひ銀行)が、5区で区間賞を獲得した。3区や1区に起用されることが多かった田中は、5区は4年ぶり2度目の出場。前半の5kmを15分27秒というハイペースで通過し、36分13秒で11.6kmを走り抜いた。このタイムは川上優子の区間記録35分58秒(96年)と、同年区間2位だった千葉真子の36分09秒に続き、5区歴代3位の快記録。高橋尚子(積水化学)の36分31秒を上回った。
その田中が現在、照準を合わせているのが1月末の大阪国際女子マラソン。
「初マラソンの名古屋(3位・2時間28分10秒)は“とりあえず経験しよう”という目的でしたが、“今回はちゃんと走ろう”という狙いです。練習がしかっりできれば、の話ですけど」
名古屋では坐骨神経痛の影響で、練習がそれほど積めていたわけではない。それが今度の大阪では「世界選手権代表を狙っていきます」と、勝負に出る。
6月には1万m31分44秒87の自己新を出した。97年以降、毎年32分前後は出しているが、自己記録は98年の31分53秒35から伸びていなかった。どうして、ここに来て記録が伸びたのだろうか。ちょっとの間を置いてから、次のように答えてくれた。
「マラソンをやったことで、練習に対してすごくプラスの気持ちで取り組めました。それで、でしょうか」
高橋は5区で36分31秒を出した1週間後、アジア大会で2時間21分台47秒の日本最高を出している。まったく同列に論じていいわけではないが…。
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