2002/12/7 全日本実業団対抗女子駅伝
主要チーム監督・コーチのコメント
「大越だったら、坂下と30秒差あってもひっくり返す」(ダイハツ・鈴木監督)
「いい位置で3区の奥永に渡したい」(九電工・浦川監督)
「先行型のオーダーで優勝を狙います」(資生堂・川越コーチ)
「うまくいけば3位の可能性も」(ワコール・永山監督)
ダイハツ・鈴木従道監督
「(3区の山中美和子は)戻っている。10月はマラソン練習でへばっていたけど、その後、駅伝に向けていい状態になってきている。(世界クロカンの頃ではなく)春先のトラックくらいの調子には戻っている。3区でトップ争いはできる。福士には勝てないかもしれないけど、渋井と一緒に行ければと思っている。
1区の加茂(優子)は、名前は知られていないと思うけど、練習ではエース2人(山中美和子と大越一恵)と対等に走っている。
田鍋(久美)は、ちょっと調子悪いかなー。32分ちょっとの選手が4区(4.1km)だからね。
(目標順位は)もちろん、頭を狙っている。大越だったら、坂下と30秒差もひっくり返すと思う。(選手たちにも)優勝を狙う気持ちはある」
九電工・浦川哲夫監督
「(チーム状態は)いいですよ。予選と同じ区間配置ですし、区間の入れ替えは考えられましたが、結局これに落ちつきました(九州予選は全日本と各区間の距離が似ている)。
1区で後れても2区の前田(明香)が元気なので、上に行って、いい位置で3区の奥永(美香)に渡したい。去年は風邪で悪かったんですが(33分34秒)、今年は動きがいいですから、楽しみです。本人は32分45秒を目標にしています。31分台で行ける選手は、福士や渋井の他、そう多くはないと思いますよ。
目標は最低でも10位。それより1つでも上に行って。できれば入賞したいですね」
資生堂・川越学コーチ
「優勝を目指しています。そのため、先行型のオーダー(ワンジロ・高橋教子・加納由理・尾崎朱美・弘山晴美・佐藤由美)を組みました。波に乗って、プラスαの力を出したい、というのが狙いです。
加納中心のオーダーです。いつも練習で積極的に先頭に立っています。渋井・福士には1分負けるかもしれませんが、他の区間でカバーします。1・2区で補うというか、できればトップに立って、3区で追いつかれても、4区・尾崎でもう1回トップに立てます。5・6区で勝負ですね。佐藤は(全盛期ほどではありませんが)、かなり好調です。勝負勘と勝負強さ、潜在能力に期待しています。
去年(4位)よりよければいいと思います」
ワコール・永山忠幸監督
「(1区の野田頭は)北陸女子駅伝(11/10・1区6kmで区間賞)よりもいいですね。北陸が前哨戦ですから。
(2区の片渕恭子はもったいないのでは?)何があってもいいように、2区に起用しました。1区の順位を上げて、いい流れにしてくれたらいいですね。キャプテンでもありますし。
1・2区が前の方で来られたら、福士で後ろをかなり離したトップグループを作らないと。福士で上がって、後半、粘り強く行く戦略です。
(5区の中嶋は)よそと比べたらまだまだです。持ちタイムも低いし(33分17秒94)、淡路では1位から5位に落ちてしまいました。しかし、全日本の5区を想定した練習をやってくれました。(他チームのエースから)1分後れても合格点です。
全体的には、UFJ銀行と三井住友海上の優勝争いでしょうか。UFJ銀行さんは、後半3区間のメンバーがいい。後半、追い込めるオーダーです。1・2位はその2チームでしょう。3位以下はわからないですね。(3位の可能性は)ウチも、うまく行けば、あります」
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