2002/12/7 全日本実業団対抗女子駅伝
第一生命は伏見が欠場
三井住友海上&UFJ銀行 2強コーチ・監督コメント

「橋本は完全に治っていないが、やるしかない。優勝……しよう、かな」
(三井住友海上・鈴木監督)
「優勝できるとすれば、6区での逆転」
(UFJ銀行・高橋コーチ)

三井住友海上・鈴木秀夫監督
「(1区・橋本歩は)完全には治っていないけど、やるしか仕方ないね。飛び出しはないでしょう。スピードは(他の1区選手と)遜色ないけど、量をやっていないから。最後のスタミナがどうか。明日は3分05秒ペースかな、付いていくのは問題ない。今日、1000mを2分54秒でやったからね。
(渋井は11月の東日本予選後、体調を崩していたが)問題ない。体調はすぐもどるから。経験もあるし、体調の戻し方もわかってる。大阪(2001年の大阪国際女子マラソン)と同じような症状。熱出したり、気持ち悪くなったり。(練習ができなかったのは)丸々、5日間くらい。
(坂下は今季、トラックでこれという記録がないが)心配ない。東日本は走れていたしね。ただ、いい状態で渡したいね。渡せると思うけど。
 優勝……しよう、かな」

UFJ銀行・高橋昌彦コーチ
「(1区・王春梅は)展開次第では、区間賞争いも出きると思います。3kmや5kmで動いたら、それから後半が粘れるか、によるでしょう。
(川島真喜子は)本来、もう少し長いところへ起用したいのですが、淡路を欠場しています。その時点で、全日本は短い3.3km(2区)で、ということになりました。2人とも万全ではありませんが、故障上がりの中で、どれだけやれるか。元々、調整能力の高い選手です。
(3区に何秒差で渡ればトップ争いが?)特に監督と話したわけではありませんが、トップが見える範囲でタスキを渡していきたい。3区は三井住友海上でしょう。敬美では、渋井さんに離されると思います。ウチにはスター選手はいません。後半勝負のチームです。3区もトップが見えるくらいで粘りたいですね。そうなれば、5区の博美と6区の亜希子でどこまでトップを詰められるか、という展開にできます。
 3区でトップになることはないですけど、チャンスがあるとすれば5区6区。5区で離されずに、6区勝負ですかね。20秒以内の差で6区に渡らないと厳しいですね。亜希子は淡路では突っ込んで、最後スタミナ切れを起こし(天満屋を抜けませんでしたが)、練習ができていなかったのが原因。今回は長い距離の練習ができています。
 優勝できるとすれば、6区での逆転でしょうか。博美も悪くないんですが、3・5区は強い選手が多い。でも、5区では区間賞争いができるのでは。坂下(奈穂美・三井住友海上)、弘山(晴美・資生堂)、田中(めぐみ・あさひ銀行)、大越(一恵・ダイハツ)とは、そんなに大きな力の差はないと思います。
 ウチはどこがポイントというのはないチーム。バランス的には揃っています。常にトップを見える位置でタスキをつなぎ、すきあらば、というレースをするしかありません。大きな差を挽回できるチームじゃありませんからね」


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