2002/12/31 全日本実業団対抗駅伝前日取材
カネボウ・高岡、NEC・山口、日清食品・諏訪
有力3チームの2区選手コメント
高岡寿成(カネボウ)
「区間賞を取れればチームも勝てる」
「エース区間で区間賞を取れれば、チームも勝てると思っています。前回優勝したときもそうでした(3区で高岡、6区で早田俊幸が区間賞)。1区が瀬戸ですからラストで競り勝ってくれると思います。(もしも追う展開になっても)あまり突っ込まず、22kmありますからトータルでまとめていこうと思っています。2年前は、その辺を考えずに行ってしまいました(区間6位)。
(調子自体は)本当に順調です。何も変わりなく、練習をやってこられました。今回はまったく、悪いところがありません。狙えると思っています。(風邪とか故障も)ウチのチームは全然ありません。
(初マラソン1カ月後だった)前回とはまったく違います。去年は初めてのことで戸惑いもありましたが、今回はシカゴ・マラソン後にも積極的にレースに出て、うまく戻せたと思います」
山口洋司(NEC)
「来年の世界選手権を狙うためにも」
「今回は、来年の世界選手権を狙うためにも(2区をきっちり走ることが)必要なんです。1人で前半から抜け出す走りはできないかもしれませんが、後半で勝負ができれば今後、粘る走りができると思うんです。20kmは3月の全日本実業団ハーフ(7位・1時間01分57秒)以来ですが、あのときより走れる感じがします。(そのとき4位だった)佐藤敦之(中国電力)くんが出ていれば、目標にできてよかったんですが…。一番、刻むタイプで安定していますから、ターゲットにしやすいんです。油谷(繁・中国電力)くんや松宮(隆行・コニカ)くんも同じタイプですから、一緒に行ければと思っています。
3区が終わった時点で、4区以降が楽になる位置に付けたいと思います。自分たちにはまだ引っ張る力はないので、向かい風になる5区までに上位にいたいですね。
寒さは、クロスカントリーなどで慣れています。得意の方だと思います」
諏訪利成(日清食品)
「トップと30秒差でギタヒに」
「2区と言われたのは5日くらい前。調子は良かったですけど、徳本が2区だと思っていたので、意外でした。でも、調子は7人ともそれほど変わらなかったんです。(控えの)奈良さんも、メンバー入りして不思議ではないくらいの調子でした。
2区はハーフマラソンの距離ですから、(マラソンタイプの自分よりも)トラックの選手が強いと思います。トラックと同じようなタイムで行くんじゃないでしょうか。なんとかトップと30秒差に抑えたいですね。30秒差なら、ギタヒがなんとかしてくれると思いますから。
(今回は2位では)喜べそうにありません。東日本が終わってからというよりも、今年の新人が入ってきた時点でいけると思っていました」
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