シーズンイン直後の観戦心得9箇条

 すでに春季サーキットも3大会が終了しているが、ここで、シーズンイン直後の観戦で、陸上ファンが心得ていた方がいい点を10個、箇条書きに書き出したので、参考にしてもらえればと思う。

1. 前年、高校生として大活躍した学生選手が登場しても、別人と思った方がいい。
2. しかし、たまに活躍する場合もある。が、それは高校時代の猛練習の疲労がちょう ど上手くとれたケースが多く、大学2年目以降が評価の分かれ目である。
3. しかし、たまに高校から大学1年、さらには翌年以降と記録を伸ばし続ける大物選 手がいる。室伏広治のように。
4. しかし、長距離は上記のパターンに該当しない。
5. 1万mに関東の大学の選手が出場し、箱根駅伝の10km途中計時より遅いことがあ るが、遠慮なく罵声を浴びせよう(それが選手のためである)。
6. 新しいチームに移籍した選手は、シーズンオフの間に人生の選択を迫られたわけで、 顔つきが前年と違っている……と、勝手に思いこむのはやめよう。
7. 髪型が変わった女子選手がいても、新しい恋をしているんだなと、勝手に勘ぐるの はやめよう。でも、たまに当たっていることがあ
8. 着用スパイクのメーカーが前年と違うかどうかをチェックするのは邪道だが、広告 代理店に就職できるかもしれない(そんなことはしなくても就職できる、という 考え方もある)。
9. 試合会場を、前年そんなに活躍できなかった30歳代の選手が歩いていても「○○っ てまだやってたの?」と、本人に聞こえるような声を出すのはやめよう。