最古の日本記録種目となった男子円盤投
畑山らが合同練習会開催!
1979年にマークされた60m22(川崎清貴)が、五輪種目の中では最古の日本記録となってしまった男子円盤投。低迷打破に向け、選手たちの中から動きが出始めた。現役最高記録の58m00を今年5月に投げた畑山茂雄(ゼンリン)を中心に、小林志郎(国士大院)、保田豪(TMA=チームミズノアスレティック)らが中心となり、日本選手権後に、合同練習会を行い始めたのだ。幹事役を務める保田が、次のように説明してくれた(9月2日のトワイライトゲームスの際に取材)。
「畑山さんの『みんなのレベルを上げたい』という気持ちから発足しました。自分たちは畑山さんから色々と教えてもらえますし、自分たちも若い選手に教えられることがある。ときどきハンマー投の土井(宏昭・ファイテン)や、砲丸投の畑瀬(聡・群馬綜合ガードシステム)も参加しています。とにかく、お互いに刺激になりますね。土井はウエイトが強いですから、そういった面で教えてもらえることが多い。トップだけでなく、円盤投全体の記録を上げないとダメだ、という考えから始めました」
場所は日体大や国士大で、時間はおおよそ3〜4時間。すでに4回、月に1回の頻度で行なってきたが、今後は月に2回程度は開催したい意向だ。
日本記録は26年も据え置かれたままだが、今季は畑山が前述のように日本歴代3位の58m00を投げ、歴代2位に8cmと迫った。小林も53m08と日本歴代13位に進出。保田は日本選手権を欠場するなど、故障の影響もあってベストは52m67のまま。
「昨年の北海道合宿のときに話が持ち上がったのですが、そのときはHKY練習会という名称を考えていました。3人の頭文字をとって。今はHKY練習会です(笑)」
大学(国士大)の先輩でも、容赦はないようだ。
「我もと思う方は、自分まで連絡をください」
と、保田は広範囲に参加を呼びかけている。
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