2001/4/23
トラックのフロント・ランナー
ラドクリフが来年のロンドンで初マラソン


 今年の世界クロスカントリー優勝者のポーラ・ラドクリフ(英)が、ロンドン・マラソン翌日の優勝者記者会見のあとに会見に臨み、来年のロンドン・マラソンに出場する契約を交わしたと表明した。
 ラドクリフは1万mでも99年のセビリア世界選手権銀メダル、昨年のシドニー五輪4位という、トラックのスピードランナーでもある。常に積極的に先頭に立つレースぶりだが、ラストの競り合いに弱いのも特徴だ。しかし、白人の美人選手で、大会主催者としても期待をかけているのがありあり。
 会見では、前世界最高記録保持者のクリスチャンセン(ノルウェー)も壇上に上がり、小規模なトークショーまで展開。
 クリスチャンセンが「10kmやハーフマラソンと、マラソンは別もの」と言えば、ラドクリフが「メンタル面を聞きたい」と突っ込む。
 クリスチャンセンは「私の時代、ジョーン・ベノイト(米)がフロント・ランナー(常に先頭を引っ張るタイプの選手)だったけど、あなたはベノイトに似ていると思う。ずっとフロントで走り通せば、勝つことができるわよ」と、エールを送った。