スポーツ・ヤァ!No.039
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[名古屋国際女子マラソン]

渋井の初マラソン世界最高を破るか!? “ハーフの女王”注目の初マラソン

 1月5日。翌日に行われる宮崎女子ハーフマラソンの記者会見の席上だった。2カ月後の名古屋国際女子マラソンの目標を問われた野口みずきは、「初マラソン世界最高です」ときっぱり。隣に座っていた“初マラソン世界最高記録保持者”、渋井陽子(三井住友海上)をのけぞらせてしまった。渋井の持つ2時間23分11秒は、日本選手2番目の初マラソン記録と3分以上の開きがある、突出した記録なのだ(誌面では「従来の記録とは」という表現になっていて、初マラソン世界歴代2位と3分差があるとなってしまっているが、正しくは初マラソン日本歴代2位の2時間26分26秒と3分差がある)
 野口は渋井と同学年の23歳で、“ハーフの女王”の異名をとる。ハーフマラソンには実業団3年目の99年から出場し始め、これまで16戦して日本選手に負けたのはたったの2回(うち1回はシドニー五輪2カ月前の高橋尚子)。その年から3年連続で世界ハーフマラソン選手権に出場し、2位・4位・4位と驚異的な戦績を残している。野口が破った選手の中には、マラソン世界最高記録保持者のヌデレバ(ケニア)、昨年の世界選手権5000m金メダルのエゴロワ(ロシア)らビッグネームも多い。
 会見翌日の宮崎のレースでは……

(後略)

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