寺田的陸上競技 メルマガ・バージョン 30th メール
2002/3/23発行
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◆3◆【寺田的取材後記】 田中めぐみ選手の“若い頃”
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3月9日の名古屋国際女子マラソン前日の記者会見でのこと。気になった
のが田中めぐみ(あさひ銀行)選手のコメントの中の、ある一言でした。
Q.田中さんはハーフとかロードの長い距離を走っていないと思うのですが、
それがなぜ、一気にマラソンまでと考えたのでしょうか。いつ頃から具体的
にマラソンを意識されたのでしょうか。
田中 入社2年目くらいにハーフに出ていますが、それ以降、1万m以上の
距離は走っていません。長い距離には若い頃は抵抗もありました。しかし、
世界選手権(99セビリア)とかオリンピック(2000シドニー)とかを経験し
て、世界との差を身に染みて感じました。日本の選手がマラソンで結果を出
しているのを見て、世界で戦うためにマラソンをやりたいなと思って。マラ
ソンはいつかはやりたいと思っていましたが、具体的にやろうと思ったのは、
去年の6月、日本選手権が終わってからです。マラソンに向けての意識が自
分の中でも固まったというか、マラソンをやりたい気持ちが高まりました。
※記者会見の全内容は寺田的陸上競技WEB
(http://www.ne.jp/asahi/rikujouweb/terada/)>名古屋国際女子マラソ
ン>◆展望記事◆前日記者会見)
田中選手は昨年9月で26歳。にもかかわらず“若い頃”という表現を使っ
ています。確かに、高校(埼玉栄高)から実業団入りして8年。短い年月と
はいえません。その選手個人の中での比較ということなら、過去はすべて現
在より若かったわけですから使っても当然の表現かもしれません。しかし、
彼女の話しぶりから、実業団長距離女子選手の間で、“このくらいの年齢ま
でが若い”、という暗黙の定義があるような感じを受けたのです。
そこで、失礼かもしれないと思いつつも、質問してみました………
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