2002/4/1
富士通スタッフが新体制に
佐藤新監督誕生、木内監督が総監督に
長距離・福島コーチ、新設の短距離コーチに岩崎利彦氏


 4月1日、富士通は陸上競技部スタッフの新体制を下記のように発表した。
ポスト 氏名 前任
総監督 木内敏夫 監督
監督 佐藤信春 長距離コーチ
長距離コーチ 福島 正 長距離プレイングコーチ
短距離コーチ 岩崎利彦 広報室
マネージャ 吉仲繁夫
  〃 佐久間幸宏
  〃 青柳 剛

 1990年の創部時から監督を務めた木内敏夫氏が総監督に就任。代わって監督には、こえまで長距離コーチだった佐藤信春氏が就任した。
 長距離コーチには福島正氏。1990年以前から、富士通長野で競技をしていた“富士通最古参”選手で、1993年のシュツットガルト世界選手権1万m代表の経歴を持つ。
 総監督ポストとともに新設された短距離コーチには、元110 mH日本記録保持者の岩崎利彦氏が就任。日本人初の電気計時14秒突破選手で、91年東京世界選手権代表、92年バルセロナ五輪代表。2年前からは順大ハードルコーチも務めている。

 かねてから発表されていた今春の新入社員は、下の表のような豪華メンバー。これまで富士通は、選手各自が母校で練習するケースが多く、勤務地も練習場所の近くの事業所となっていた。それを今春入社選手からは、千葉県の幕張システムラボラトリに一本化。練習も、幕張近辺で行うことになる。
 富士通のリレーチームはこれで、日本選手権リレーにも出場できる(過去、全日本実業団には出場できた)。伊藤辰哉が順大、小島茂之が早大、藤本俊之が東海大といった母校と4×100 mRで対決するシーンが見られるかもしれない。

富士通2002年度入社10選手
選手名 出身校 種目 記録 歴代順位 代表歴
小島茂之 早大 100 m 10秒20 日本歴代6位 98世界ジュニア、00シドニー五輪
藤本俊之 東海大 200 m 20秒56 日本歴代5位 01世界選手権
山村貴彦 日大 400 m 45秒03 日本歴代2位 98世界ジュニア、00シドニー五輪、01世界選手権
邑木隆二 法大 400 m 45秒88 日本歴代12位 01世界選手権
笹野浩志 立命大 800 m 1分49秒39 日本歴代40位 01東アジア
千葉佳裕 順大 400 mH 48秒65 日本歴代5位 01北京ユニバーシアード
金子宣隆 大東大 1万m 28分48秒55
野口英盛 順大 5000m 13分56秒58
花田俊輔 中大 1万m 29分15秒55
和田 昇 東農大 1万m 29分03秒69

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