2001/12/1
福岡国際マラソン直前情報
調子がいいのはこの選手!!
(だろう)

出場選手は福岡国際マラソン大会公式サイトで。

 明日に迫った福岡国際マラソン。指導者によって挙げる名前に違いはあるが、小島宗幸・忠幸兄弟(旭化成)、渡辺共則(同)、佐藤敦之(中国電力)、清水康次(NTT西日本)ら2時間ひと桁のタイムを持つ選手たちはもちろん、初マラソンの高岡寿成(カネボウ)もかなり期待ができそうだ。

 佐藤が日本選手でマークしている存在として名前を挙げた家谷和男も、関係者から注目されている。関西実業団駅伝のエース区間で2位に1分差の区間新の快走をしただけでなく、最近のレースで“外さない”安定性が高く買われている。永里初監督によれば「粘りと安定性が持ち味。遅れても切れることがない。まだ2回目ですし、走ってみないとわからないが、本人とは2時間10分を切りたいと話している」とのこと。

 同じ関西勢では松田和宏(佐川急便)の名前を挙げる指導者もいた。自己記録を出した2000年のびわ湖前よりも、余裕を持って練習をこなせている。

 一般参加だが雪印の休部により大塚製薬に移った千葉信彦も好調が伝えられている。「夏以降、予定していた練習を1回も変えなかった」と言う河野匡監督の言葉に、期待が膨らむ。
 一般参加では地元・大牟田高出身の磯松大輔(コニカ)もやりそうな感じ。疲労を残さないよう、これまでとは練習パターンを変えて臨むという。かつて、1回途中棄権しているコース。雪辱の好機でもある。

 ダークホースとしてはダニエル・ジェンガ(ヤクルト)の名前を挙げたい。なかなか目標記録などは口にしないが、話しぶりから、いい感触を得ているのは確か。“日本人の心を持ったケニア選手”が大化けする可能性は高い。

 明日、天気は晴れるようだ。風が強いという情報があり、記録面ではやや心配である。ペースメイクは5km毎が15分00秒〜10秒が予想されるが、スタートから8km過ぎまでが追い風となるとの予報。昨年のように14分55秒くらいで入るかもしれない。

 注目度としては高岡と佐藤が高いし、両陣営とも自信を持っている。佐藤は午前中に平和台競技場で刺激を入れ、高岡は夕方、大濠公園をジョッグして最後の練習を終えた。