八王子ロングディスタンス速報!!
坪田が今季日本人国内最高の28分05秒95
日清食品もニューイヤー有力候補




 4回目を迎えた八王子ロングディスタンス。勝敗にとらわれず純粋に記録を狙う大会として開始され、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)を狙うチームが選手の現在の力を測るのに有効ということで、年々人気が上がっている。トラックの周囲は有力実業団チーム関係者が顔を揃え、それだけでも壮観である。
 今回はニューイヤー駅伝前回優勝のコニカのザカヨ・ガソ、松宮兄弟、旭化成の永田宏一郎ら有力選手が欠場したが、ペースが落ちると富士通・木内敏夫監督の当を得た通告で選手が乗せられ、各選手のレベルにあった好ペースで各組のレースが展開した。
 最もレベルの高いA組では、坪田智夫(コニカ)が最後1000mまで外国勢に食らいつき、28分05秒93の自己新、今季日本人選手3位、今季国内日本人最高記録で5位に入った。
 ヤクルトの石毛豊志も好タイム。岩佐敏弘(大塚製薬)は中盤、おっと思わせるペースアップを見せた。
 また、2組では諏訪利成がチームメイトのギタヒに先導され、好タイムをマーク。東日本2位の日清食品は、来春の大物新人加入を前に、今回の全日本実業団駅伝でも有力候補であることを示した。
 B組に登場した旭化成の山本佑樹は途中棄権。
 また、本田技研浜松が各組で上位に入り、ニューイヤー駅伝本番に向けて調子を上げているのがわかる。
A組
1) S・マイナ トヨタ自動車 27.56.82
2) S・ワチーラ NEC 27.57.33
3) J・シーブラー NEC 27.58.15
4) J・ドゥング 本田技研浜松 28.05.93
5) 坪田智夫 コニカ 28.05.95
6) 石毛豊志 ヤクルト 28.24.19
7) 岩佐敏弘 大塚製薬 28.25.76
8) 西川哲生 YKK 28.28.89
9) 大森輝和 くろしお通信 28.35.72
10) 前田貴史 アラコ 28.36.76
11) 加藤俊英 本田技研 28.38.77
12) 中村悠希 カネボウ 28.40.35
B組
1) J・ギタヒ 日清食品 28.27.60
2) 諏訪利成 日清食品 28.27.84
3) 森政辰巳 中国電力 28.34.54
4) 堀川佳也 旭化成 28.40.11
5) 小澤希久雄 コニカ 28.40.80
距離 先頭通過 400m毎 1000m毎 2000m毎 3000m毎 5000m毎 坪田
400 1.03.9 63.9
800 2.09.9 66.0
1000 2.43.2 2.43.2
1200 3.16.3 66.3
1600 4.23.7 67.4
2000 5.30.3 66.6 2.47.1 5.30.3
2400 6.37.8 67.5
2800 7.44.9 67.1
3000 8.18.8 2.48.5 8.18.8
3200 8.52.4 67.5
3600 10.00.3 67.9
4000 11.08.1 67.8 2.49.3 5.37.8
4400 12.17.2 69.1
4800 13.25.6 68.4
5000 13.59.8 2.51.7 13.59.8
5200 14.32.9 67.3
5600 15.40.9 68.0
6000 16.48.6 67.7 2.48.8 5.40.5 8.29.8
6400 17.57.1 68.5
6800 19.05.1 68.0
7000 19.39.1 2.50.5
7200 20.13.3 68.2
7600 21.21.7 68.4
8000 22.29.2 67.5 2.50.1 5.40.6
8400 23.37.2 68.0
8800 24.44.6 67.4
9000 25.18.0 2.48.8 8.29.4
9200 25.50.7 66.1 25.52.6
9600 26.55.3 64.6 27.01.1
10000 27.56.82 61.5 2.38.8 5.27.6 13.57.0 28.05.95