2001/10/14 国体1日目ダイジェスト
上野が国体3連勝
インターハイの雪辱劇が多数


 少年A男子100 mは上野政英(石川・野々市明倫高)が10秒50(±0)で優勝し、一昨年の少年B、昨年の少年Aに続いて3連勝。インターハイに続いてタイトルを獲得した。

 少年B100 mは9月に追い風参考ながら10秒45(+3.9)をマークしている山本慎吾(大阪・太成高)が優勝。すでに200 mで高1最高を記録している山本は、この種目でも高1最高の10秒51更新を狙った。惜しくも10秒59(+0.6)だったが、2位に0.26秒差の圧勝だった。スタンドでは、前傾の角度や脚の振り出しと引きつけ方などが伊東浩司(甲南大)に似ているという声も聞かれた。聞けば、鳥取のワールドウイングでトレーニングしているという。

 成年男子3000mSCは世界選手権代表の岩水嘉孝(順大)がエントリーしなかった。内冨恭則(広島・中国電力)と泉亘(富山・YKK)の2人が1000m付近から抜け出たが、中盤から内冨が徐々にリードを奪って優勝。
1000m 2分51秒6
2000m 5分44秒8
 の通過でフィニッシュは8分35秒34。

 少年共通男子棒高跳は森拓朗(千葉・成田高)、少年Aハンマー投は吉津剛(鹿児島・鹿児島南高)と、インターハイに勝てなかった選手が優勝。

 少年A女子100 mは藤巻理奈(神奈川・新栄高)が11秒97(−0.4)で、インターハイ優勝者の鈴木あかり(岩手・黒沢尻南高)を0.02秒差で抑えた。
 逆に少年A女子砲丸投は、インターハイ優勝者の後藤実穂(宮城・東北高)が自己記録を大幅に更新して、地元優勝を果たした。

 少年共通女子走高跳は、インターハイ12位の児玉里穂(京都・西京商高)が1m72で優勝。「練習環境を変えたくないから」と、大阪国際大に進学する。