2001/8/26
北海道マラソン
レース直後の
千葉真子との一問一答
『今日はまだ、マラソンというより最後の10kmのレースだったような気がします』

千葉のレース前日のコメント



Q.30kmまでは出ないという作戦だった?
千葉 30kmまでに前に出る力がないと監督が思って、そういう指示を出してくれなのだと思います。
Q.市河(麻由美・三井海上)さんを先に行かせて、後ろから機をうかがっていた?
千葉 はい。女子のトップを見逃さないようにしていました。市河さんは小柄ですし。
Q.30kmではいける自信があった?
千葉 30kmまでは余裕を持ってつくことができたので、30kmで1回仕掛けてみようと、スパートしてみました。
Q.これまで千葉さんは、トラックでもマラソンでも、先頭に立って走っていることが多かったと思いますが。
千葉 トラック・ランナーだったときは、自分のモットーとして積極果敢に先頭を引っ張っていました。でも、マラソンは距離が長いし、作戦っていうのも必要かな、と思いました。できれば、もっともっと練習して力をつけて、最初から独走するのが一番カッコイイと思いますが、今の段階では無謀です。今回はレースの流れに沿って進め、最後に勝つことが重要でした。いくら前に出てみても、勝てなかったら意味がありません。今日は勝つことができてよかったです。
Q.窮屈そうな走りではありませんでしたか?
千葉 窮屈というよりも、余裕を感じていました。前半は声援も聞き取ることができましたし、楽しんで走れたという面があります。男女混合レースはかなり走りづらいんですが、今日は男子選手から水をもらったりできました。集団の中で走ることを勉強できました。
Q.フルマラソンをしっかり走ったのは初めてになると思いますが、マラソンという競技がわかった、という感じがしましたか。
千葉 最初からもうちょっと速いペースでいっていれば別ですが、今日はまだ、マラソンというより最後の10kmのレースだったような気がします。マラソンはまだ、ちょっとよくわかりません。
Q.サングラスは戻ってきましたか。
千葉 まだ、戻ってきていないんです。戻ってくるといいな。でも、たぶん、戻ってくると思います。35kmの給水のテーブルに置いて、役員の方もそれを見ていてくれましたから。
Q.今日、ゴールしたときの気持ちは、これまで経験されてきたオリンピックや世界選手権と違いがありますか。
千葉 そうですね。今まで私、あんまり優勝経験がないんです。ハーフではあるんですが。やっぱり優勝はいいなあ、と思いました。
Q.新しい所属のSACの居心地はどうですか。そして、そのスタートとして今回の結果を、どう思いますか。
千葉 競技をやる上で、素晴らしい環境が整っていると思います。走ることに集中できる環境です。そういう状況のなか、SACのスタート、SACとしてのデビューにふさわしい走りができたことを嬉しく思います。
Q.今後のことを教えてください。世界選手権とかオリンピックとか。
千葉 もう少ししかっりトレーニングして、2時間22〜23分台で走れる力をつけて、冬場のレースに臨みたいと思います。身近に高橋(尚子・積水化学)選手がいて、今は全然追いつけないんですが、追いつけるようになりたいと思います。
Q.今後もトレーニングの拠点はボルダーですか。
千葉 それはまだ、未定です。
司会者 以上で終わらせていただきます。
千葉 どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。