2001/5/3
池田、6m50の自己新 好調の要因は?
花岡も6m49、過去最高レベルの競り合い
女子走幅跳はシドニー五輪三段跳優勝者のマリノア(ブルガリア)が優勝したが、日本勢では福島大3年の池田久美子が2回連続ファウルの逆境をはねのけ、3回目に6m50(追1.4)をマークして、6m49(追0.6)の花岡麻帆(オフィス24)を1cm抑えて2位に入った。
「去年、6m43を世界ジュニアの頃と比べても、体自体にキレがあって、自分でもイケルと思えます。1、2本目のファウルは、走力が上がったせいで助走が安定していなかったためだと思います。“あー、どうしよう”と思いましたが、川本先生にちょっと下げてみろ言われて、スタートのマークを約80cm下げました。いつもなら、下げるとしても30cmくらいなんですけど」
ここまでくると、世界選手権B標準の6m65も、現実的な目標となってくる。
「次のは場は東アジア大会になります。福島に帰って助走距離を伸ばそうかと考えています。今、約36mなんですが、2歩分、約4m後ろに下げて、40mにしようかと考えています。今日は1本目が一番いい跳躍でした。6m70くらいいっていたと言われました。東アジアでB標準、跳びたいですね」
なお、花岡の6m49は、同一試合の日本人2位選手の、日本最高記録だった。つまり、過去最高レベルの競り合いだったわけである。
ね」